ほぼ卒業
3月といえば卒業シーズン。別れの季節である。
3月といえば花粉シーズン。鼻炎の季節である。
私は長年、重度の花粉症に散々悩まされて生きてきた。
母親曰く、産まれて間もない頃から花粉のアレルギー症状が出ていたらしい。
つまり物心つく前から既に花粉との仁義なき闘いは始まっていたのだ。
アレルギーというのは本当に厄介なもので、皮膚や目、鼻、喉など様々なところに症状があらわれる。
幼少期はアトピー体質だった事もあり、関節部分や耳の裏側に炎症が起きて皮膚科に通った。
それとともに毎年春には花粉のせいで呼吸が苦しいほどの鼻炎や涙が出るほどの目の炎症に苛まれ、耳鼻科に通った。
病院で検査をする度にアレルギーの種類は増え、気がつけばスギ、ヒノキ、ブタクサ、イネ。おまけにハウスダストまで。どれもかなり高い数値を示していた。
こんなにもアレルゲンがあるもんだから、年中無休でまぁ〜ツラいったらありゃしない。
飲み薬、点鼻薬に目薬、吸入もしていたが、劇的に改善されることはなく困り果てていた。
机の横のフックにビニール袋を引っ掛けてゴミ箱を作り、授業中にしょっちゅう鼻をかんではそこにゴミを捨てるというスタイルで乗り切っていた学生時代。自分専用のそのゴミ箱はティッシュでいっぱいになり、肌に優しいはずの鼻セレブでも守りきれなかった私の鼻周りはいつも真っ赤になってヒリヒリと痛んだ。クラスに1人くらいいる、ちょっと可哀想な子である。
そんな具合で、友達にも心配されるくらにいには重症だった。
もうこのまま一生うまく付き合っていかなければいけないのかもしれない。と、闘う気力も弱まり、若干受け入れ態勢に入りかけた時、私はある人生の選択をしていた。
それは
大学で歌を学ぶ
という選択。
歌をうたうことは、花粉症の重症患者にとっては結構しんどい。
そのため私は入学早々、なんとしてでもこの花粉症から卒業してやる!と心に決めたのであった。
再び戦闘態勢に入った私は、あれこれ調べて試してを繰り返した。
同じように持続的に治療していくのならケミカルなものよりも体に良いものを取り入れたいなぁと思っていたところ、出会ったのがプロポリスの原液。
この出会いが後々、私の目標であった"花粉症からの卒業"をほぼ実現させることになるのだ。
全く驚きである。
大学生の頃から現在に至るまで摂取し続けているそのプロポリスの原液は基本、飲み物に混ぜて摂取する。ピリピリとした独特の刺激があり、
これがまた効いてる〜!という感じがして良い!
私はできる限り毎日摂取を心がけ、日々いろいろな飲み物に混ぜて飲んだ。
オレンジジュースや炭酸飲料、スタバのラテ…特に冬のジンジャーブレッドラテとは相性抜群であった。
そんなふうに楽しみながら続けていた。
しかし大学卒業とともに花粉症も卒業!…というわけにはいかなかった。くぅー!世知辛い。
現状維持ならまだ良いのだが、大学を出てからその後1年間は良くなるどころか割と悪化したように思えた。舞台の仕事が決まっても、常に鼻や喉の調子が心配で仕方がない。
とにかく私はプロポリスの神に縋るようにして(プロポリスの神とは、、?)プロポリス原液だけは飲み続けた。
時は流れ
大学を卒業して5年目に突入した今現在。また春がきた。春は私の中での花粉ピーク期である。
aikoが、夢見る隙間という曲で「たまにやって来る春が たまにやって来る夏が 明日も明後日も来年もやってきてくれるのかな わからない」などとうたっていたが、春だって夏だってどういうわけか知らないが毎年やってくるのである。春が来ればこちらは花粉症に悩まされる、なんて事はお構いなしに、容赦なくやってくるのだ。
しかしどうした事か。
最近周りの人が 目が痒い、鼻が詰まる、頭が痛いと言っているのに、私は何も感じないではないか!
もしかするとこれはついに!
ようやく花粉症から卒業できたのかもしれない。
といってもまだこの先症状があらわれる可能性もある為気は抜けないが、明らかに、例年のこの時期の辛さが全くないというのは…自分の中でとてつもなく素晴らしい革命が起きている感じがする。
ミツバチがせっせと集めた樹脂製混合物である"プロポリス(Propolis)"は、ギリシャ語で「敵の侵入を防ぐ城壁」という意味なんだそう。
約7年もの間摂取し続けたこのプロポリスのおかげで、恐らく体内に立派な城壁が築き上げられ、見事!私は花粉との仁義なき闘いに勝利したのだと、そう思いたい。そう信じたい。
プロポリスの神に縋っておいて本当に良かった。(←いやだからプロポリスの神って何やねん)
と心から思えたこの瞬間を、記録として残したかったという次第。
キリスト教でも仏教でもイスラム教でもなく、私はプロポリス教を信仰している。
絶賛布教中!
ということで以上、
花粉症をほぼ卒業した記念のnoteでしたとさ。
めでたしめでたし。
❤︎最後まで読んで下さりありがとうございます。
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