星野さんとへにゃらぽっちぽー兄さん。
秋の連続投稿チャレンジ。今回は読書の回。
普段本を読んだ感想は「読書メーター」の方に登録しているのだが、以前参加した文学フリマなどで購入する同人誌は、どうしても読書メーターの検索には載ってこない。
なので今年の文学フリマからいくつか書いてみようと思う。
『星野さんの冒険』『はじめまして星野さん』(うつろあきこ)
今年の会場を流し見していて、どんなに存じ上げなくても気になったブースはとにかく眺める、というのをやっていたので、最後の方に気になったブースはうつろあきこさんのところ。
同時に置いてあったきのこの本にも惹かれたが、なんともやわらかな色合いの表紙にソファでくつろぐ謎のお方。
生き物であることは見てとれるが、どのような生態の方なのかまったくわからず、見本誌をぱらりとめくると……
好みだ!
ぜったい好きなタイプのストーリー!
星野さんが何者かなんてどうでもよかった、とにかく続きが読みたい!
というわけで「星野さんの冒険」を購入した。そして作者様のご厚意で星野さんの冒険を買うと、小さい方の冊子「はじめまして星野さん」をいただけるという。
ありがたくもらった。
本当はその日、文学フリマの後に個人鑑定があったので、知人に送ってもらったりなんだりかんだりしていたのだが、とにかく読みたい。
結局かなり購入したにもかかわらず、真っ先に読んでしまった2冊なのだった。
星野さんはいい人です。
『ぽ』『ぽぽ』(へにゃらぽっちぽー)
実は前日にチェックしていたWebカタログでも多少気になっていたのだが、いざ目の前にすると圧巻だった。
「ぽ」「ぽぽ」「ぽぽぽ」「ぽぽぽぽ」「ぽぽぽぽぽ」
「へにゃぽ」「へ」「へへ」「へへへ」
最新刊の「へへへへ」があったかどうか記憶が定かではない。
現在の著作をBOOTHで確認したら、最新刊は「へへへへ」で合っているようだ。
一応フリマブースの兄さんに著作についてお話をうかがい、短編集なのでどこから読んでもいいという話だったが、一応最初に出たものから「ぽ」と「ぽぽ」を購入させていただいた。
クラフト紙の表紙とクリーム色の本文。文字の大きさも行間もとても読みやすい。中の文章もひらがな多めで、テンポもゆったり、なんなら読み聞かせしてもいいかもしれない。
内容を理解できるかどうかは別にして。
とにかく、へにゃらぽっちぽー兄さんの日常のあれこれが、みじかい物語で書かれているということはわかりますね。優しい世界です。
没頭すると、自分の中の何かが「ぽーーー!!」っとしてしまいそうなので、一応少しづつ味わって読んでいます。
これお世辞でもなんでもなく、そのまま読み続けたら通販で他の本も買ってしまうだろうと思う。兄さんの日常はどこまで続くのだろう。
くせになる世界なのである。
その他のものはチャレンジ期間に読めればアップしようと思う。