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野球SFと探偵と冷やし熊。

なんじゃそりゃ。
そしてバタバタしすぎて、途中までしか読んでない文学フリマ購入本の紹介である。紹介するなら読め!って感じですが、すみません。

「野球SF傑作選 ベストナイン2024」(社会評論社)

これは一般の本屋でも扱っている書籍なのだが、なにせ買いに行った日に返品されてて買えなかったといういわくつきの本なのである。

世代的に小松左京&新井素子が肝

出版される本の数と本屋の広さにむにゃむにゃする事情があるのはわかるけど、へたすると本屋に行くにも取り寄せておかないと買えないということがほとんどなので密林に頼っちゃったりするよねぇ…。
で、文学フリマのWebカタログに載っていたので渡りに船で買ってしまいましたよ。
自分の中の野球SFというと、かんべむさし「決戦・日本シリーズ」とか、円城塔「オブ・ザ・ベースボール」(野球か?)を思い出すのだが、それとは違う切り口が読めそうなので期待している(だから読め)。
ただし自分は野球にみじんも興味がないので、なぜ買ったと言われても困るんだけども。「ホームランは必ず2点入る」と思い込んでいた母よりはマシかと。

「最後にして最初の探偵(ノベリスト)」(斜線堂有紀・緑陽社)

文学フリマ開場時から長い列ができていたので、ほとぼりがさめた頃に残ってたら買おうと思った本。

フリマ本から読むとは

元々「ほんタメ!」というYoutubeチャンネルで紹介されるような作家さんなので、面白さは保証されたようなものだ。
(このチャンネルで読んだ本は数知れず)
なので商業作家さんなのにフリマ本から入るという謎の読者になっている。
多分これを読んだあとに、別のも手を出すんだろうな、そうだろうな。
というわけでまだ途中までしか読んでないのだった。

「冷やし熊」「血染めの鳥瞰図」(真田海帆・ヒグマトカンテン)

ヒグマトカンテンの名に惹かれた

まずは「血染めの鳥瞰図」を読んでいるところ。わたしは本の並行読みをするので、ちびちび何冊も読んでしまうところがある。
話が混ざらない程度にしておこうとは思うのだけれど。
謎の覆面推理作家がからむ学園祭もの…というところまでは読んだ。これから謎解き部分に入るので、読んだうえにネタバレとかしそうにならなくてよかった(だから読め)。
今回紹介の4冊はすべて文庫本サイズなので、並べていても楽しい。持ち歩きながらちびちびと読むのだ。
「冷やし熊」はパン屋の話のようなので、お腹がすいた時に読まないように気を付けよう。できるならパンを用意して読んだ方が良いのかもしれない。
(それを口実にパンを食べようとするのはやめれ)
で、「冷やし熊」は買うと「白虎に腕を捧げる」というおまけ冊子が付いて来たので、それも楽しみにしている。なにせA4を8つにパタパタするタイプの冊子なのだ、ワクワクするぜぃ。

こうやって本は買うくせに読む暇を作れなくなってて、7割減らした蔵書がだんだん元に戻っていくのだ、そうなのだ。

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