病は気から?
医者は病気を治せない
自然治癒力が治すのだ
手伝う医者と邪魔する医者と
そもそもどうして
病気になったのか
病気になった根本原因は
自分にしか理解できない
頭で考えても知識を集めても
理解は遠ざかっていくばかり
一体どうすれば──
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こんにちは!
フジミドリです♡
私は道術家です。日々の暮らしから、気づきと理解を得て自由自在になってきました。
詩と物語が浮かびます。旧知の朔川揺さんは柴犬の絵を描いてくれました。
【癒や詩絵物語】
ご覧になって、癒される方がお一人でもいらっしゃるなら嬉しいご縁です。
では早速──
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ある日、初老の塾講師は困っておりました。担当する中学生の具合が悪そうです。
授業を続けるべきか別室で休ませるか。早退させるという選択肢もありました。
例のウィルスかもしれない。ワクチンを打ったから体力低下はあり得ます。熱中症もまだ心配です。少しばかり思案して・・
授業ブースから面談室へ移して休ませ、親御さんに連絡、迎えに来てもらったのです。
ひょろりと背の高い少年を、小柄な母が支え歩く後ろ姿はエレベーターの扉へ消え──
塾の受付で見送った初老の塾講師は、意識の中で彼に語りかけるのでした。
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『やれやれ。さぞや痛くて苦しくてツラいだろう。わかるよ。痛いのヤダもんなぁ』
『でもさ。痛みを引き起こしているのはキミの細胞だよ。どうしても必要なんだねぇ』
『痛みは修復する時の緊急信号。工事の騒音みたいなものさ。休んでくれって警告だよ』
『気づかなければいけないね。ムリしたんだろう。細胞の声を聞き損なったんだなぁ』
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細胞に働く大自然の法則は
完全完璧だから間違えない
間違うのはわたしの想いである
嬉しくても悲しくても
ワクワクでもガッカリでも
度を過ぎれば毒になってしまう
それでも細胞は全力なのだ
一つが犠牲となって身を救う
嬉しすぎても血液が
ピンクになることはない
悲しすぎても血液が
ブルーになったりしない
なのにいつの頃からなのか
わたしは想いに振り回されて
細胞の声が聞けなくなっていた
痛みは薬で押し殺す
手術で切り取ったり──
もはや手遅れだろうか
いやいや今からでも間に合うはず
細胞の声に心の耳を澄ませよう
わたしのためだけに
いつでも全力を尽くし
犠牲となって消えていく──
そんな細胞の声を聞いていこう
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