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#78 プロ野球監督のチーム作りと選手育成の考え方がビジネスでも活かせると思えたこと
皆さんお疲れ様です。
今日は、2人のプロ野球監督が考える、チーム運営や選手育成の共通点と、それをビジネス場面に還元するための7つの行動をお届けします。
Audibleで2つの本を聴きました。
1つは、千葉ロッテマリーンズ吉井理人監督の『機嫌のいいチームをつくる』
もう1つは、東京ヤクルトスワローズ高津臣吾監督の『理想の職場マネージメント〜一軍監督の仕事』
これらを読み、チーム作りや選手育成における考えに、3つの共通点があることに気づきました。
両監督にみえた共通点
両監督のチーム作りや選手育成の考え方に、3つ共通点を感じました。心理的安全性、主体性、質問によるコミュニケーションです。これらは、ビジネスの場面でも活かせることだと感じました。
①心理的安全性
企業でもよく耳にするようになってきました。心理的安全性が高い状態では、前向きな意見が出やすかったり、個々人がモチベーション高く仕事に取り組めたりと、チームの生産性が向上すると言われています。
誰もが主体的に活動し、それを受け入れ否定しない環境が心理的安全性の高い職場の特徴です。
特に監督という立場は、階層の一番上に位置します。監督の下にコーチがいて、その下に選手がいてという構造です。なので、もしも監督が閉じた存在だと、コーチとの意思疎通がうまくいかなくなり、選手の情報が正しく上がってこなくなります。
結果的に、このコミュニケーションの不足は、判断を誤る原因になりかねません。ゆえに、吉井監督も高津監督も、この点は非常に重要視し、特にコーチとのコミュニケーションを大切にしているように伺えました。
②主体性
両監督とも、言われたことを進んでやる(自主性)だけではなく、どうしたら課題解決できるか自分で考え実践する主体性を重要視していました。そのために、コーチは教えすぎず、導くのが役割と説いています。
一方で、若い選手は思考の引出しが少ないため、導く(リーディング)だけでなく、ティーチングも必要だと説明しています。この見極め、使い分けが重要です。
③質問によるコミュニケーション
吉井監督の方は選手に気づきをもたらすための質問、高津監督の方はコミュニケーションの一部としての質問を重要視していました。質問の使い方は違ってはいましたが、自分からコミュニケーションをとっていくという点は共通していると思いました。
ビジネスに還元するための行動7つ
心理的安全性、主体性、質問によるコミュニケーションの3つを軸に、良いチームを作り、後輩を育てていくために、僕は次の7つの行動を実践していこうと思います。いずれも、今取り組んでいることで、誰でもやれることです。
①話しかけられたら、手を止めて相手の話を聞く
②何かやってもらったら「ありがとう」
③悪口は言わない。人を褒める発言を増やす。
④いい顔して仕事する。
⑤困難に直面したら「やってみよう!」
⑥教えすぎず、任せながら導く
⑦後輩に質問しながらともに仕事を振り返る
読んで感じたことをぜひ行動に移し、自分も良いチームを作るための一員として、周りにプラスの影響を与えられる存在になれるように振る舞っていきたいと思います。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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