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どうしようもない、情けない自分のことも、許したい。

風邪を引くと落ち込む。
メンタルが最悪になる。
人の優しさはいつもより沁みるし、
優しくされないと堪える。


落ち込んだことで気付いた。
私の中には、まだ許されていない自分がいる。

明け方、喉の痛みで目が覚める。
昨日の夜から少し痛みを感じていた。
朝から代行を探してクライアントに連絡し、見つからないクラスはキャンセルの連絡をした。全方位に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。私のせいで今日1日の予定が変わってしまった方、申し訳ないです。

仕事に穴を開けること。
これは私にとってとてもキツい。
周りの色んな人に迷惑をかけてしまった。消えてしまいたくなる。



産後、風邪をよくひくようようになった。
質の良いハチミツを摂ったり、睡眠時間を確保したり。冬には寒さ対策など、あらゆることを色々試す。もちろん運動もしている。しかしどうにもこの風邪引き体質は変わらない。



子どもの頃から扁桃肥大でよく風邪をひいていた。咽頭痛で眠れない夜をこれまで何度過ごしただろうか。大人になってだいぶ強くなった気でいたが、産後、どうしたことか、子どもの頃以上に風邪を引いてしまうようになった。

自己管理がなってないと思われてしまう。こんなんじゃ人に信用してもらえない。焦る、落ち込む。
何度この気持ちを味わえばいいんだろう。

副腎が疲れていると風邪をひきやすいらしい。副腎はストレスを感じると疲れると聞いて、心当たりを探してみる。

好きなことを仕事にして、可愛い娘がいて、私は何にストレスを感じているのだろう。何から圧を受けているのだろう。

一緒に風邪を引いている娘に慰められる。

「ママ、おやすみしたっていいんだよ。」

言いながら手紙をくれた。

ままだいすき たからもの だいだいだいすき

沁みる。ほんとに沁みる。
ママも大好き。


分かってる。本当にそう言って欲しい相手は自分自身だ。誰かに許されなかったとしても、自分自身に許されていればなんとかなる。

ピラティスインストラクターなのにこうして風邪を引いてしまうことも、いつまでも首の痛みを解消しきれないことも、
耳鳴りがすることも、卵巣にチョコレート嚢腫ができたりして全体的に軟弱なことも、
人に迷惑掛けてしまうことも、
誰かに嫌われてしまう自分も、
もうぜんぶ許したい。


今日一日、自分を責めるだけ責めて、落ち込むだけ落ち込んで、ようやく気付いた。

人には許してもらえないかもしれない。迷惑をかけてしまうかもしれない。申し訳ない。でも、自分はもう自分のことを許してあげたい。

そうじゃなきゃ、生きることってしんどい。何を手に入れても、何をしていても、可愛い娘とどんなに楽しい時間を過ごしても、自分を許せない、認められないなら、生きることはしんどいままだ。


どうしようもない、情けなくて不甲斐ない私。意地悪で打算的でセコいところも、ぜんぶで私だ。

そこを認めない、許さないのは、子どもを可愛いときだけ可愛がって面倒なことはしたくない、とか、泣いていたらうるさいから理由も聞かずに怒鳴って黙らせる、とかと同じことなんじゃないだろうか。それじゃあ人は育たない。ひねくれるに決まってる。

すぐに全ては難しくても少しずつ。
自分に対して厳しく向けている眼差しを緩めていく。簡単にはいかない。ずーっとこれできたのだから。
例えばあの頃。仕事ができない自分には価値がない、とがむしゃらに働いていた20代の自分と比べたら、ずいぶん優しくなった。

まだまだ寒いです。
皆さんもご自愛ください。
いつか、どんなに情けない自分にも、優しくしてあげられる日が来ますように。

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