【いざ、初登校!】 予想外の奇跡
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事前に伝えたこと
不安だった入学式は何事もなく終わりホッとしていたのですが、
その時期の次男は母子分離が難しく、これから学校に普通に通えるかと学校側に配慮していただきたいことを事前に伝えたいと思い入学式後に担任と主任の先生方にご相談をする時間を設けていただきました。
「最後の日まで保育園での行き渋りがあり、療育も通っているんですが・・私と一緒じゃないと活動ができなくて・・」
「時には暴れたり物を投げたりもします」
「明日から普通に通えるか分かりませんが、私も教室の中に入って授業を受けられますか?」
その頃の療育では私が一緒に側にいないと活動ができず、
母子分離を何度か試したものの暴れたり暴言を吐いたり、教室中の物を投げ壊すこともあったため、これからの小学校生活でも同じような状況になったら他の人にも危険を及ぼすと考えたため事前に先生に伝えたいと思ったのです。
療育での活動を毎回側で見ていましたが、少しでも私が離れると不安になるのか本人の感情がコントロールできないような場面が多く、私もどうして良いかわからなかったです。
3月末に発達支援センターで今の状況を伝えると、
「それじゃあ、事前に先生に伝えておいた方が良さそうですね」
ということで話し合いの機会を設けてもらいました。
いざ、学校へ
いざ、って・・て感じですよね。笑
でも私にとっては覚悟がいるくらい数ヶ月前からどのように通えるのか悩んで悩んでいました。
定型発達の方にはどうしてそのくらいできないの?とさえ思われるかもしれません。
長男の頃と違い次男は全てがスムーズにいかなかったのです。
数日前までコップだけ入れているリュックと車で通っていた保育園ですらスムーズに通えませんでした。
毎朝の洋服を着替えること、外に出ること、車から出ること1つ1つが難解でした^^;
そんな状況で重いランドセルを徒歩で通えるのか!?
保育園では「帰る〜!!」と暴れている次男を抱きかかえていたので;;
さすがにランドセルと次男を抱きかかえて学校行けるのかと考えていました;
予想外
次の日、いつもマイペースに食べる朝食を早々に食べ、着替えをして名札、移動ポケットをつけ準備が完璧にできている次男がいました。
私は「え、え?(驚) ・・す、すごーい完璧じゃん!!」とびっくりしながら褒めました。
今までのはなんだったんだろうと思うほどびっくりでしたが、全ての持ち物が新しい物(ランドセル、水筒、筆箱など)と憧れている兄の影響も大きかったんだと思いました。
(・・で、でも教室ついたら保育園みたいに引き返すかもしれない;)
と不安に感じながら一緒に登校し教室まで行くと、保育園の頃は歩いて教室に入れなかった次男が何事もなくすんなり教室に入れたのです。
事前に先生にも伝えていたため、先生も
「あ、あれ?・・入れましたね」笑
と言われ、私も教室前で行き渋りするものだと考えていたため拍子抜けした気持ちでした。
環境の工夫
そんな次男は、小学校入学と同時に毎日行き渋りもなく普通に登校できるようになりました。
私としては奇跡だと思うくらい毎回感動しています。(本気で)
母子分離が難しかった頃、ネットやyoutubeでASDの特徴を調べているときに
" ASDのお子さんは小学校で切り替わる子もいる "
ということを聞きました。誰がいったのか何の記事だったか覚えていないのですが、
" ASDの場合、小学校の時間割が決まっていることで今日やること、今日食べる給食、座る場所などルーティーン化されていることで安心する。"
" 小学校の方が落ち着く子もいる。"
その頃の私は、
(いや、今こんなに大変なのにそんなすぐ切り替わるわけないよ)と思っていました。
でも、小学校入学と同時に人が変わったかのようになった次男の姿を見て
その記事が本当だっと改めて気付くことができました。
それでも恥ずかしさでコートで顔を隠しながら歩いたり、マイペースになる場面も多いですが、保育園の頃に比べたら急成長したと感じています。
小学校のルーティーン化された習慣が合っていたのか、新しい持ち物や兄と一緒の環境が合っていたのか、何が本人のやる気に繋がったのか正直わからないですが、今は毎日の奇跡に本当にありがたいなと感じています。
最初が肝心ということを聞いたので、本人が学校を楽しい場所と思える工夫と環境を整えることが大切だと感じました。
今同じように保育園への行き渋りや母子分離で悩んでいる方も、一人で悩まず、発達支援センターや先生などいろいろな方の力を借りて意見を述べて欲しいと思います。
子供達一人一人苦手な部分は違うと思いますし、そのためには環境に配慮した工夫が必要だと思います。
次回はゴールデン開けの登校や放課後等デイについての記事も載せます!
誰かの参考になれたら嬉しいです*