【中学生×大学生×グローバルで活躍する大人たち】@オンラインTech STAR Camp
こんにちは♪
ひとり親家庭の中学生を対象にしたTech STAR Campがオンライン上で8月2日・9日・13日の3日間で開催されました。今回、本ワークショップ講師である松永エリックさんのゼミ生である私たち4名も、スタッフとして参加させていただきました!
メンバー:さっちー、まいち、かずな、あやこちゃん(エリックゼミ公式HP)
イベント全体レポートはこちら
Day1:グローバルコンピタンスについて学ぼう
Day2:フードロスってなに?自分に何ができるかな?
Day3:アイデアピッチ大会(ゲストを招いて)
今回のイベントではグローバルな問題として「フードロス問題」を取り上げました。そこで私たちはゼミで進めるプロジェクト(Rolling Food Stock-ろーすく-)と絡めて、「フードロス」を自分事として、世界の問題として認知するためのプレゼンを子供たちに共有させていただきました!
1.準備編
学生側は中学生に対し、フードロスの現状を理解してもらうためスライド作成と発表を行いました。準備では中学生の目線に立つことを心がけました。例えば、そもそもフードロスについて知見はあるのか?興味を引くにはどのような流れでどのようなビジュアルにしたら良いのか?単なる説明ではなく好奇心をそそる、そして何より自分事にしてもらえるような発表にすることを目標にしていました。
その際特に意識したことは「わかりやすさ・インパクト・投げかけ」です。
・理解してもらうには何より単純明快でわかりやすいのが一番です。スライドの見やすさ、話の内容があちこちに行かないよう軸を作りましたが、フードロスは様々な側面を持つため、それを一つにすることは難しかったです。
・発表をより理解してもらえるようインパクトも重視しました。フードロスの量や現状を伝える際に実際の写真を使用し、量を伝えるため東京ドームで表現しました。
・最後に投げかけを意識しました。単にフードロスについてや私たちの行うプロジェクトの説明にならないよう何度かクイズを入れたり自由に考えてもらう時間を意識的に創出しました。
私たちにとっては自分たちとは違う目線になって考えることは難しい箇所もありましたが、今一度客観視したり認識を同じにすることができたため良い機会となりました。本番では理解してくれようとする中学生の姿勢や投げかけに対して素直な気持ちを伝えてくれる姿が印象的でした。
2.本番編
3日間のワークショップは、年齢・国・バックグラウンドが異なる参加者がzoom上に集まり(スタッフ同士を除いて)ほぼ全員「はじめまして」状態で幕を開けました。本番は、初対面&反応が分かりにくいオンラインという環境で参加者である子どもたちがベストパフォーマンスをができるように以下の2点を心がけました。
①手書きボード
参加者全員がスケッチブックを用意し、リアクションボタン(👍/👏)の他に「すごい!/いいね!」など手書きのメッセージを書いた紙を画面いっぱいに出して見せます。流れるチャットよりも全員の目に止まるし、温かみある雰囲気を作るのに一役買ったアイテムです。
②盛り上がる!裏スレッド
3日間を通してzoomのチャットは常に盛り上がっていました。全体ルームでは誰かの発言に子どもも大人も「共感・賛同・自分の意見のシェア」といったポジティブな発信を活発にします。また、ブレイクアウトルームではファシリテーターが最適なタイミングでチャットから大学生のリアクションや質問を拾い、子どもたちとのやりとりに混ぜてくれる形で子どものベストパフォーマンスを出してくれました。
イベントでは終始”あたたかく、心的距離の近い雰囲気”が感じられました。フードロスに関する大学生のプレゼンの中でも、問いに対して活発なリアクションがあり嬉しかったですね。
そして何より、3日目のアイデアピッチで子どもたちが「フードロスという課題を認知し、自分の夢や地域と結び付けて自分事として捉え、解決方法を自由に発想し、アクションを宣言する」、グローバルな課題に対して一歩踏み出してくれたことに感動しました。少し歳下のZ世代に良い刺激を受け、「一緒に良い未来・地球のためにアクションしたい」と思えた3日間でした。
3.最後に
オンラインでのコミュニケーションということで最初はスタッフとして緊張していたが、画面越しに映る子供たちの姿を見て自然とワクワクしていきました。アイスブレイクではお互いのことを「知る」ことができ、オンライン上で温かい空間が次第に形成されていったのを実感しました。中学生と関わる機会なんてないのでディスカッションや雑談を通してコミュニケーションを取ることが出来て嬉しかったです。1日目の最後には、「その案いいね!」と子供たち同士で言い合える空間が出来ていたのが素晴らしいなと思い印象的に残りました。他の子のアイデアを聞いて、刺激を受け、自分で考えて、新たな提案をしている場面もあり、ディスカッションを通して子供たちが高め合っている姿に感動しました。私たち自身も、中学生の柔軟なアイデアや熱い議論にとても刺激を受けました。今回はフードロスという問題を扱ったのですが、自分たちのプレゼンを聞いて「心が痛みました。」と言ってくれる子など、子供たちの心を動かすようなプレゼンをすることが出来て良かったです。
私たちのプレゼンを聞いて、フードロスという問題を自分の夢にリンクさせて考えてくれた子どもたちもいたので、フードロスという世界の課題を自分ごと化することが出来たのではないかと思います。
今回は縁あって大学生スタッフとして参加することができ本当に幸せでした。またの機会に子供たちと再会を果たし、お互いの成長を感じたいなと思います。
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