ひめじょおんは釦のような花
『姫女苑』はボタンのような花なのである。
『ひめじょおん』なんてあまり耳にしない。
でも目にすれば誰もがなーんだ、という身近な可愛いらしい花である。
名も知らぬ野に咲く可憐な花なのである。
昭和の『名も知らぬ野に咲く花』の代表選手かも知れない。
俳句の季語となっているくらいだ、多くの俳人たちの目を、心を揺さぶってきた花なのであろう。
昨年の松山市公式俳句投稿サイト『俳句ポスト365』のこの頃の兼題が『姫女苑』、選者夏井いつきは毎回私の心の引き出しを引いていく。
俳句はもち