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【映画】回路を久々に観た

今、いろんな人に黒澤清監督の「chime」がおもしろかったと耳にして、メメディア配信とミニシアターで観れるらしく検索したのですが、メディア配信先のサイトがあまりにもシンプルで「大丈夫…?」という不安があって購入を躊躇っている。

近くのミニシアターでもやってるけど、時間が合わなくて結局断念。
黒澤清監督の作品なんか観よっかなぁということで、久々に「回路」を観た。
ぶっちゃけていうと、私はホラーはあまり好きではない。
怖い。怖いのだ。わくわくなんてしない、ただ怖い。
ただ、なぜか観たくなってしまう。この現象に名前が欲しい。

回路自体、2001年の映画で映像が綺麗とも言えないし、ホラーだからずっと暗いわけで。PCで観てたら、暗転した時に自分のすごい顔が反射してて一番びびった。

映画について

観葉植物を販売している会社で働いているミチ(麻生久美子)が、最近連絡の取れない同僚の田口の家へ行くと普通に家におり、いつも通りの温度で会話をしていたが、少し目を離したうちに自殺してしまう。

同時期に、大学生の川島(加藤晴彦)は不慣れなPC操作を行いインターネットを繋いでいたが、「幽霊に会いたいですか」というサイトにアクセスしてしまい、奇妙な映像が流れる。
不安に思った川島は、同じ大学の春江(小雪)に相談し、サイトを共有する。

そこから、各地で黒い影を残して人々が消えてゆく。
ミチや川島の大切な人たちもどんどん巻き込まれて、2人はどういう選択と結末を迎えるのか。

地球滅亡?

ラストシーンを観たとき、これってホラーじゃなくて地球滅亡だっけ???っていうぐらい日本が退廃してしまう。
これは、ホラー映画「リング」はビデオテープという物理的な感染に比べて、インターネットという高速でたくさんの人に簡単に広がってしまうものが元凶であることが影響している。
映画公開した当時は、インターネットも全員が当たり前のように触れている時代でもなかっただろうから、これを観た人はめちゃくちゃ怖かっただろうなぁと思う。
私だったらしばらくはインターネットは封印する。

感染の元

一応、話の前提としてインターネット感染で広がっていくホラーだと思うが、扉に赤いテープで囲うシーン(開かずの間)があったり、大学の先輩(武田信治)の仮説では霊界が溢れかえってしまい、人間界に侵食しているという話をしていて、インターネットどこ…という疑問も残ってしまった。
人間界に降りてきた幽霊が開かずの間を破り、インターネットを使って一気に拡大した?ということなんだろうか…。

大切な人が次々に消える

ミチや川島が大切に思っている仲間や家族が、どんどん消えることが精神的に追い込んでいくのは、すごく悲しかった。
何とかして引き止めよう、そばにいて欲しいという思いがあって争い続けていたけど、ラストシーンは受け入れ出してると思った。
逃げる・戦う・失うをずっと繰り返すと、人は疲弊してしまい最後は受け入れる体制になるのかもしれない。(郷に入っては郷に従うって感じ)

久々に観た回路は「こんな話だっけ?」で、多分昔よりホラー耐性がついて最後まで目を閉じずに観れたことで、内容が頭に入ってきたのかも。
これを機に、今まで観れなかったホラーに挑戦してみよっかなぁ…。
ホラー初心者におすすめあったら教えてください!


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