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日記|武田信玄が隠しているのは、温泉だけではない。

事務職、36歳になっても、いつも面白いことや、楽しいことがないかと思って生きてはいるが、やっぱり刺激的なことはそうそう起こらない。

音楽を聴き、仕事帰りに海を見るのが一番の楽しみ。

山梨県は、色んなものが隠されている。
というか、ポテンシャルが高すぎて、他の都道府県の人にばれないようにしているのではないかと思うほどだ。

山梨県の色んな美味しいものがある中で、一番好きなのは「ほうとう」

うどん界の中で、もしかしたら、一番「ほうとう」が好きかもしれない。

私は、大阪出身であるので、うどん=コシが強いが正義と思ってる節があって、大阪駅の近くにある、第4ビルだか、第2ビルだかの地下2階だかにあるうどん屋さんに幾度となく、訪れては「コシの強いうどんは旨い!やっぱりうどんは讃岐やで!」と豪語していたくちだった。

だが、今は、ほうとうも大好きだ。

そもそも、クタクタに煮こまれたものが好きなのだ。
野菜炒めだって、クタクタに炒めたものが好きだし、お鍋だって、クタクタに煮たのが好き。

そんな私が、ほうとうが好きになるのに、時間が掛からなかった。

たしか、ほうとうが好きになったのは、私が静岡に移住してきてすぐの頃に、お姉ちゃんが静岡に遊びに来てくれた時に、山梨県に観光をして、有名なほうとう屋さんで食べた時に「うみゃい!ほうとう旨すぎる!」と感じてから、山梨付近を通るときに、お土産で売っているほうとうをついつい買ってしまうのだ。

この間、長野県に行った時も、どこかのサービスエリアでほうとうを売っているのを見て、すぐに買った。

見よ!このほうとうを!武田信玄の隠しほうとうを!

多分、隠してはいない。

特に、どのほうとうを買うと決まってはないくて、何となくいつもほうとうを買ってるが、どれも旨い。




今日、寒いしほうとうにしよう~!と思いつき、スーパーへ買い出しに行くと、なんと!!とてつもなくでっかい椎茸が!!

どでか椎茸

デカい椎茸を見ると、買いたくなる。
椎茸が肉厚なのは、正義なのだ。だって、椎茸はキノコ界の王様だし。


ごぼうや人参、レンコンをひとまとめにあく抜きをする。

面倒くさがりの権化である。

野菜たちを切り終えたら、鍋に火をかけて、ごま油をしいて、豚をどばっと鍋にほり込む。
そんなことしたら、鍋にくっついちゃうよ!!と思ったみなさん、安心してください。じっと我慢して、豚の油が溶けてきたら、ちゃんと鍋から剥がれます。

我慢するのが、大事

とりあえず、豚も炒めたところで野菜を投入。
ごぼう、人参、レンコン、椎茸、切り干し大根、かぼちゃをいれたら、こんな感じ。
もう、何にも入らない・・・。

椎茸が占領されている鍋

圧力鍋で圧力かけて加熱1分するとなんて素晴らしいことでしょう!
全てが煮えて完璧な状態へ!

ちゃんと主張している椎茸

ここから、付属の味噌を入れて、ほうとうを粉のついたまま入れて、混ぜながら7分煮ます。

本場のほうとうって、別で茹でてから鍋にほり込むのかしら?
なんか、とろとろ感を出したいし、そもそも、面倒がりなので、一緒に茹でるけど違うのかね。

混ぜ混ぜすると、とろとろになり、かぼちゃが崩れていい感じ!
ほぼ、汁なしほうとうみたいになってしまいましたが、家庭料理だからね~こんなもんさ!

ラーメン鉢に盛り付けされるほうとうの気持ち考えてあげて!!

今回は、かぼちゃを多めに入れたので、ほんのり甘くて美味しかった。
ほうとうがふわふわしていて、かぼちゃと味噌が絡んで好み。

私は、一度作った料理を同じように作れない癖をもっていて、全ては目分量で作っているから、奇跡を旨さを叩き出しても、もう二度と同じ味は作れない。

「それが、家庭料理」
だと、夫のお母さんは言う。

時々、ちゃんと忘れないように、自分のレシピをカードに書いて、それを見ながら作ることもあるけど、家に材料が無かったりして、違うものと代用したりするので、結局同じ料理にはならない。




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