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日記| 私がオバさんになぁ~ても。

事務職、36歳になっても、いつも面白いことや、楽しいことがないかと思って生きてはいるが、やっぱり刺激的なことはそうそう起こらない。

音楽を聴き、仕事帰りに海を見るのが一番の楽しみ。

学生の頃は、もうそれは、生意気な小娘だった。
お尻をぷりぷりさせながら歩き、若さを永遠と思い、自慢したものだ。

私の家族は、大食いの食い道楽だったわけで、お父さん、お母さん、お姉ちゃん、お兄ちゃんは、おデブ家族だった。

私だけが、ガリガリに痩せていて、どんなに食べても太らないので、兄弟からは「お前は、淀川の橋のたもとから拾ってきた子やで」と言われて育ったのだが、反撃しながら、泣いていた。

そんなガリガリで背の高い子だったのですが、高校生の頃に部活に入らず、帰宅部でバイトをしていて、食べる割には、運動をしなかったのでどんどんと太っていった。当たり前だ!!

入学時に買った制服のスカートが、母により、ホック部分を伸ばしてもらったことをキッカケに、ダイエットを決意して、ちょっと食べないでいたら、どんどん痩せていき、またガリガリになった。

服は、サイズを見なくても入るし、大好きなミニスカートを履いて、タイツを履いたり、時にはストッキングを履いたりしながら、ファッションを楽しんでいた。

ですが、遺伝というのは、逃れられない運命です。

母方の女性に特徴があり、全員下半身がおデブだ。
姉の夫曰く「お母さんも、するめも、おばさん(母の妹)も全員同じ下半身!」と嬉々として伝えて、親族総出で「はぁ?」と言い返えす習わし。

もっとも似ているのが、私とおばさん(母の妹)だ。
後ろ姿から、歩き方までもが、ソックリだそうで母はいつも
「するめの後ろ姿見ていると、妹を思い出すわ~なんでなんやろ~」

聞かれてもしらん。それだけ脈々と受け継がれている下半身デブの遺伝子が強いのである。



静岡へ移住してから、食べれるものが増えて、食い道楽も拍車がかかり、私も立派なおデブになりました。

それでも、遺伝に抗い、ダイエットを何度も繰り返していましたが、どうしたってもおデブに戻るわけで。

人間には、遺伝によって、最適解な体型を保たれるのだな~と思い、ダイエットを諦めたのだ。仕方ない。おデブ遺伝が強すぎる。


そんなおデブな私だが、学生の頃から好きなミニスカートは、いつまで経っても好きなままで、今はぷりぷりさせながら、歩くことはしないが、おデブだとばれない丈のスカートを履き、ファッションを楽しんでいる。


ZOZOTOWNで服を買っている。
ネットショッピングで買うのは、ふんだんに想像力を膨らませることが技が必要だ。だが、ZOZOTOWNだって、負けてらんない!めちゃくちゃ進化していて、選んだ服のサイズが、過去に買った服のサイズと似ているものを表示してくれる。

ZOZOTOWNの神よ!いつもありがとう!と使うたんびに、エンジンアさんたちを崇める。

「このぐらいか~サイズを見る限りではいけそうだな~」と買うが、時々「あちゃ~全然、お尻入りませんけど!!」と失敗することもある。

そんなこんなで、いつも服を買いうのですが、買ったはいいものの、すぐに着ない服もあります。服を発掘してきて「ええのん、あるやん」と買ったことも忘れて、服を選んだりする。


この間、今日の気分にはこれだな~と発掘してきて、服を着てみると。

「思ったよりも、丈が短いし、可動域が狭いな~」と思ったが、タイツを履けばいいか~と思い、タイツを探すとない!!

いやいや!タイツなんて、腐るほど持っているはず!!と探してもない。
衣替えの時にタイツをどこかに仕舞ってしまい、見つかない・・。

時間が差し迫ってきたので、仕方ないので、ひざ下丈のカラータイツを履いて、意気揚々と出掛けた。

思ったよりも時間に余裕があったので、煙草でも吸うか~とプカプカしていると・・。

「膝小僧が見えてる・・・あれ?私の膝小僧ってこんなんだっけ?」

はたと気が付く。

女性の膝小僧は、年齢が分かるのだ。私がぷりぷりさせてた頃に、気が付いた持論なのだ。

どんなに年齢を誤魔化そうとしたとて、膝小僧で分かってしまうのだ。

居酒屋でバイトしていた時によくある「私、何歳だと思う?」という面倒くさい質問をされたら、即座に「膝見せてもらえますか?」と驚いた顔を尻目に年を当てる、ヘンテコな技を身に付けていた。

自分の膝小僧を見みて「太った40手前の人だな~」と妙な気持ちになった。



それから、私のスキンケアは変わった。

お風呂上りに、顔に高濃縮プラセンタをワンプッシュ塗る。
そして、続けざまに、アイクリームを塗ったり、化粧水、乳液と塗る。

また、高濃縮プラセンタをワンプッシュを手に出して、思いっきり膝小僧にすりこむ、馴染ませて~馴染ませて~若返れ~若返れ~と呪いをかける。

膝小僧は、顔より小さいのに同じ量のプラセンタを塗っているから、顔より若返るのではないかと自分に言い聞かせ、ボディークリームを塗り、これで完璧だ!と信じている。

だって、高濃縮プラセンタは、高いのだよ!!大枚をはたいて買っているプラセンタだよ!!純度100%のサラブレッドの馬からとれたプラセンタだよ!
どうやって取ったか、知ったらもう使えないよ!!だから、調べない!!
困った大人が使っているプラセンタよ!!どうか、私の膝小僧を若返らせてくれい!!

別に、プラセンタを塗ったからって若返ることがないということぐらいは、分かっている。だって、大人だもん。。

でも、若返らせることは出来なくても、現状維持を留めておくことは、できると思うんだ!

ヒザに御座しますヒザノカミオオミコトよ。ひとふたみよいつむななやここのたり ふるべ ゆらゆらと ふるべ。汝、我に・・膝を若返らせてくださぁい!!


もう、膝のことよりも、祝詞を思い出すのにめちゃくちゃ時間かかった!!
私が思い出しのは、ひふみ祓詞だった。
あぁ~あ!今日も、仕事中に変なことに熱中してしまったわ!!

本当は、最後に森高千里の歌詞を載せて、余韻を残し、この日記を終わりたかったんだよ!!

私がオバさんになっても ディスコに連れていくの?
ミニスカートはとてもムリよ 若い子には負けるわ

私がオバさんになっても/森高千里

それでも、私はミニスカートを履く。

ねっ!これで終わりたかったの!!ヒザノカミオオミコトを思いついちゃったのが、運の尽きだわ。

あぁ~あ!今日は夫が帰ってきたら、ひふみ祝詞を唱えてやろ~っと。



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