厄除けぜんざいの謎~子供のころの不思議な習慣~
いつもお世話になっております。
するめでございます。
するめの趣味の一つに、豆を煮るというのがあります。黒豆から緑豆、ひよこ豆、トラ豆など豆を食べる生活を送っているのですが、一番煮るのは小豆です。あんこが大好きです!1月が始まると、するめは無性にあんこを食べたくなり、冷凍庫はあんこだらけになるのです。なので、冷凍庫の中は、1年中、あんことお餅が常に常備されている状態です。
で、するめの小さいころにやっていた習慣で誰にも共感されないものがあります。
節分の時の厄除けぜんざいの話
するめの親戚は、尼寺をやっておりました。なのでというか、こういった行事には親戚のお寺で参加していて、すこし宗教色が強いのかもしれません。
そのお寺では、節分の時はまずは豆まきをします。これはどこのところとも同じで厄年の人が前に出てきて「鬼は外、福は内」と豆を投げたり、お菓子を投げたりして盛り上がります。
で、ここからなんですが。
ひとしきり、盛り上がったあとに厄年の人が、ぜんざいを振舞います。これもよくある話だと思うのですが、この厄除けぜんざいを食べている最中は絶対に「美味しい」と言ってはいけないのです。
厄除けぜんざいを美味しいと絶対言ってはいけない!
この話、するめは幾度となく色んな人にしてみましたが、「そんな風習は知らない」と言われるばかりです。
何だったんだろうか・・・。
今になっても考えるするめでございます。去年、母に「なんで厄除けぜんざいを食べるときに美味しいって言ったらあかんかったん?」と聞くと、「知らん」と言われてしまい・・・。お寺の親戚もずいぶん昔に亡くなりましたし、祖母も亡くなったので理由を知っているおらず。
サブカルクソ女子するめが考える厄除けぜんざいを美味しいとは言ってはいけないについて考察
そもそも節分は
旧暦でいうところの大晦日で、穢れを祓う必要がある。穢れとは一概に言っても、疫病のような天災てきなものを祓うというのは、大儺(たいな、だいな)と言われ、その儀式を大儺儀と呼ばれていた。
大儺儀とは
方相氏(ほうそうし)が行っていた、穢れを祓う儀式のことである。この方相氏とは、中国から伝来してきた日本でいうとことの陰陽師のような存在。儺を祓う役の人である。中国から日本に伝来していきた際は、大儺と呼ばれたこの儀式が、だんだんと追儺(ついな)と呼ばれるようになる。
豆まきは
大儺儀は、疫病を祓うときに「内」「外」と方角は同じだけれども、弓を使い鬼に向けて射るような儀式をしていた。それから、子供が小豆を鬼に「内」「外」と投げるようになった。
小豆??
赤いものというのは、厄除けになると考えられている。疱瘡(ほうそう)今でいうところによる、「天然痘」は赤い着物を看護する人も患者も着せられていたという。大儺から名前が変った追儺は、疫病を祓う儀式なので赤い小豆を使用することになった。
厄除けぜんざいとは?
そもそも、厄除けぜんざいという風習自体が西日本で行われているそうで。出雲から始まったぜんざい。大阪の法善寺横丁の夫婦善哉。といったようにぜんざいを食べる、小豆が厄除けになることから転じて、ぜんざいを食べることにより厄を祓うと考えられている。
ぜんざいを厄年の人が振舞う?
厄年の人は、多くの「厄」を持っているのでその「厄」を他の人へ少しずつ分けるという意味合いがあると聞いたことがある。小豆を使用したぜんざいの他にも赤飯や羊羹も配ると邪気払い(じゃきはらい)になるので、儺(なん、なだ)という疫病の鬼を祓うことができる。
ここまでは、分かるけれど・・・。
厄除けぜんざいを「美味しい」とは言ってはならない????
これが、ネットの海には見当たらないのです。厄を落とすのだから、良い言葉を言ってはいけないのか?するめは反射的に美味しいものは美味しいと口に出すので、おばあちゃんには毎度しこたま怒られました。
考察を諦めるの巻。
何でもネットにあるわけでは無い。今日は、何も考えずにぜんざいを食べよう。
無
常
ほんだらまた!
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