足りていなかったのは読書の時間
旅行後、なんかふわふわしていた自分
ハワイ旅行から帰ってきてから約1週間半。
ようやく、旅行前の生活が戻ってきた。
とは言っても、朝は7時に起き、仕事をして、自炊もしていたし、夜12時には寝るといういわゆる”規則正しい生活”にはすぐに戻せていたので、はたから見たら、十分すぎるくらい元の生活には戻っているように見えるはず。
でも、昨日くらいまで、なんだかずっとふわふわしている感覚があった。
旅行に行く前は、もっとどっしりしていた気がしているのだ。
その、ふわふわした感覚というのは、多分、自分と向き合う時間を十分に取れていなかったことが要因であると思う。
それは、ただ余白の時間があればよいというものではない。
足りなかったのは読書の時間だった
わたしがふわふわしているという感覚になってしまった大きな要因は、読書時間が減ったことだった。
旅行に行く前まで、夕方仕事が終わり、ご飯を食べたあとの夜の時間は、ほぼ毎日読書をしていた。
旅行の後は、当時の写真を見て旅の思い出にふけったり、珍しくInstagramに投稿したりして、スマホを見る時間が増えた。
また、友人の結婚式があったり、飲み会の誘いもたまたま増えたりしたことで、常に予定や連絡に時間が使われていってしまった。
そんなこんなで、ゆっくりまとまった読書の時間が取れずにここまで来てしまったのだ。
なぜ読書の時間が大事なのか
旅行の直前は、読書欲がかなり高まっているタイミングで、すごい勢いで本を読んでいた時期だった。
自分の中から湧き上がってくる「もっと知りたい」という探究心のままに本を読んでいた。
また、本から得た情報をきっかけに、自分の興味の源泉に気づいたり、自分の中に新しいものを見つけることができたりする。
それが、自分をよく知るきっかけになったり、将来どう過ごしていきたいかを思索するとても贅沢な時間となっていたのだ。
この、自分と向き合うことができる読書時間がない日常。
読書にハマる前までは気にもとめていなかったが、そんな日々は、なんだか川のように流れて、大切なものさえ一緒に流れ去ってしまうような感覚があった。
坐禅体験でも、和尚さんが言っていた。
毎日忙しくしていると、大切なもの、素敵なものに気づけなくなってしまうと。
旅行後のわたしの過ごし方は、こんな感じだったのだと思う。
ただ、同時に、旅行前のわたしは、こんなにも日々を丁寧に、大切に過ごせていたのだなと気づくこともできた。
改めて、会社を辞めたこと、自分と向き合う時間をたくさん作ったこと、読書を習慣化させたことは、素晴らしい決断だったなと思えた。
今週月曜から、改めて気を引き締めてちゃんとしようと思い直し、また読書の時間を復活できた。
旅行くらいでそれが中断されて、元に戻すのに1.5週間もかかるなんてことが今後ないように、しっかりと継続させて習慣化させたいと思う。