図書館で借りた本、つぶやいて記録してみた
2週に1回のペースで図書館に通っている。
買った本なら読んだ後も、自分の本棚に並んで、目に見える財産になっていくわけだけど、
図書館で借りた本って、返してしまうと手元に何も残らないなぁ。
と、寂しく思っていた。
何か残しておきたいな。
そんな思いから、
3月から借りてきた本を、Twitterでつぶやいている。
「 #せやまの図書館記録 」のタグをつけている。
つぶやいて記録するだけで、
なんとなく積み重なっていく感覚が嬉しい。
*
ところで、
皆さんは、図書館ではどんな風に本を選ぶのだろう。
私は、タイトルを見て、直観で、だ。
図書館では、本屋みたいには、
なかなか選べない。
例えば、店員さんの手書き風のポップはない。
それから、ほぼすべて本棚に並んでいて、表紙も見えない。
また、この本借りたいなと思って目星をつけて行っても、今人気の本なんかは置いていない。予約待ち行列ができている。私は今のところ予約はしない派だ。図書館には他にも本は山のようにあるから。
タイトルで選んで、
雑誌や詩集なら、パラパラとめくって。
文庫なら、裏のあらすじを流し読んで。
ハードカバーの小説なら、直感だけを信じて。
借りていく。
タイトルだけを見て選んだ本を、
タイトルだけ載せてツイートして、記録していくというのは、
なかなか理にかなっているんじゃないかって思う。
本棚はその人の頭の中や考え方を表す、なんて言われるけれど、
図書館で借りてきた本は、
「まさに今」の自分の心理状態を表しているように思う。
見返すと、
本の内容だけでなく、選んだ時の心理状態が蘇る。
なんだか気恥ずかしいやら、面白いやら。
この時は、春休みを利用した帰省から帰ってきたばかりだった。
新年度も始まるあわただしい気持ちだったので、
気持ちを落ち着けられるような本が読みたかったのだ。
詩、エッセイ、手仕事本、
小説でさえ「しずかな日々」というタイトルのものを選んでいる。
最近は、GWが終わり、子供達も通常の学校・幼稚園時間で通うようになった(4月は通常より帰りが早かった)ので、私の生活自体は落ち着いてきた。
そのためか、新しいこと、知らないことを知りたい気持ちが沸いてきている。
今期は大河にハマっていて、ドラマに描かれていないもっと深い背景まで知りたくて、歴史ものに手を出した。
それから、小説で選んだのは、
乃南アサさんの『水曜日の凱歌』。
凱歌というからには、戦争の話かなと思って手に取った。文庫の裏を見ると終戦後の女性たちを描いた作品のようだった。全然知らないし、今、戦争についてもっと知っておきたい。そう思って手に取った。
この本は、最近で一番読んでよかったなと思っているので、
今度、読書感想文を書きたい。
さながら、過去の自分を振り返る日記のようにもなってきた、私の読書記録。
もう少し続けてみて、
また時々、自分のこと、読んだ本のこと、振り返っていけたらと思う。