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焼き菓子好きの夢を叶えてくれる!横浜・「クッキー博覧会」

前日から続いた雨があがり、
私はクッキー博覧会へ向かった。

大好きな洋菓子屋さんのSNSを見て知ったのだが、「クッキー博覧会」の文字列を目にした瞬間、もう、猛烈に行きたくなった。

博覧会とはなるほど、だ。
最近のクッキーは、缶をはじめとしたパッケージも、詰め合わせも芸術的だし、進化も目覚ましい。たくさん並べて見比べたい。

そして、「365日クッキーに溺れたい。」という攻めたコンセプトも素敵すぎるではないか!

その時SNSに載っていたのと同じイメージの広告。すごく可愛い。

コロナ禍以降、
お菓子は私のオアシスだった。

お手軽にコンビニ菓子もいい。

けれど、
洋菓子屋さんの焼き菓子は、
丁寧に職人さんに慈しんで作られた味がして、かさかさの心に染みた。

きちんとお茶や珈琲を用意して、
可愛いお皿にのせて、
前歯の先でゆっくりかじるだけで、
どこにも出かけなくたって、特別な時間になった。

◆クッキー博覧会へ

焼き菓子の魅力を知った私は、
水たまりが残る道を駆けるように、
クッキー博覧会の会場、横浜そごうへ向かった。

8階に上がると、バターの焼ける甘い香りがフロアに漂っていた。「窯だしサブレ」など、焼き立てを提供している店もあるようだ。

焼き立てレアチーズサンドを提供するブース


お店には、そこここに行列ができていて、
「完売御礼」の文字も並び、
雨上がりとは思えぬ、盛況ぶりだった。

並ぶクッキー達に、心も浮き立つ。


会場には、
お店自体が出店しているコーナーと、
スイーツプロデューサー 磯崎舞さんが、おすすめするお店からセレクトされた商品が並んでいるコーナーと、
パティシエセレクションのコーナーの3種類があった。

会場図
ヨックモックのお店コーナー
(写真撮影可)
磯崎舞さんのセレクトコーナー①
こんな可愛くて美味しそうな垂れ幕、初めて見た。
セレクトコーナー②
人気商品は売り切れも。


◆買ったものを開封

本当は、あれもこれも全部買って帰りたい欲望をなんとか抑え、お財布と賞味期限と相談しながら買ってきた焼き菓子たち。
さっそく帰って開封した。

家に持ち帰っても美しさ、色褪せません。

帰ってから気づいたけれど、結構バリエーションゆたかに買い揃えていた。

①【洋菓子店リビエール】パルミエ・クッキー

手書きのエピソード説明書、クッキー缶、ショップカード、全部がツボ。

広告で見て一目惚れした、猫のクッキー缶。

黄色の缶ってすごく珍しくないですか?
珍しいけど、クッキーが美味しそうに見える組み合わせだなって、思った。

とにかく可愛くてこれを買うことがまず第一目的だったので、無事買えて良かった。
私の少し後で売り切れていた。

缶の中には、シナモン風味の小さなパイクッキーがザクザクたっぷり入っている。
パルミエクッキーのエピソードが書かれた手書きの紙がほっこり素敵。
兵庫のお店は横浜から遠いけれど、なんだかあたたかみが伝わってくるようだった。きっと素敵なお店なんだろうなぁ。実家に帰った時にでも行ってみたい。

猫好きの友達の誕生日プレゼントにする予定。


②【アトリエうかい】ふきよせ ほたる狩り

ほたる、好きなんです。
目のつけどころ、ネーミング、さすがアトリエうかいさん。

焼き菓子と金平糖が入っている。
金平糖のアクセントが、
蛍のような、星のような美しさ。
組み合わせが斬新だし、
暑くなる季節に涼しげで惹かれて購入。

本当はフールセック小箱のクッキー缶を買う予定が、気づいたらこちらを買っていた。

季節限定ものに弱い。

③【メゾンドゥース】プティフールセック 7種

開けるとさっそく子供たちの手が伸びる

家族みんなでわいわい食べられる、オーソドックスなクッキー缶も欲しいな。
と思い、買ったのがこちら。

最近のクッキー缶って、仕切りがないものが多いのけど、こうやって仕切りのあるタイプのものも、懐かしくて安心感もあって、欠かせないと感じる。


宝石みたいなクッキーたち


入っているのは、
ガレット、
マカロンラスク、
ジャムサンドなど、
食感も味もさまざまで、飽きずに食べられる。

もちろん全部一つ一つ、ちゃんと美味しい。
この「全部ちゃんと美味しい」ってありそうで、意外とない。

1個1個の説明を見ながら、
家族で、
「これは美味しい!オススメ!」とか、
「メレンゲってなに?」とか、
「これはちょっと紅茶入りで大人の味〜」とか、
話しながら食べられるのが嬉しい。

④【ショコラボ】カカオニブクッキー

売り場の様子。BEAN to BARの説明も。
(写真、お店の方の許可受けています)

店頭がナチュラルながら華やかで好みだった。
中でもチョコチップのような「カカオニブ」クッキーが美味しそうだったので、手に取った。

カカオニブクッキー

こちらは、障害のある方が作ったBEAN to BARチョコレートを扱うお店だそう。

BEAN to BARとは、

カカオ豆からチョコレートになるまでの全工程を一貫してひとつの作り手が担当するチョコレートの製法のこと

Wikipedia参照

だから、聞き慣れない「カカオニブ」が使われているのか!と思った。
カカオニブはカカオ豆の殻を剥いて、砕いたもの。一括管理されてないと、なかなか使えない素材なのかなと想像する。

スーパーフードらしいけれど、
クッキーと組み合わせて、どんな味・食感がするのか楽しみ!


⑤【黒滝洋菓子店】バターサンド

全部で4種類販売があったうち、
めちゃくちゃ悩んで、
モカラムレーズンと、栗と塩キャラメルの2種類を購入。

栗と塩キャラメルをさっそく頂く

分厚いサブレの間に、栗がゴロゴロ入ったクリームが。見た目からして、美味しそうすぎた。

サブレは米粉でできているらしく、
冷蔵商品なのにサクサク感があって驚き。甘さとほろ苦さのバランスも絶妙!

帰ってすぐだと、少しクリームが緩くなってしまっていた(保冷剤はつけてもらえるけど)ので、冷蔵庫で冷やしてから食べた方がより美味しいかもしれない。

明日はモカラムレーズン、しっかり冷やしてから頂きたい!


クッキーは、日持ちするのも嬉しいところ。
たくさん買ったので、毎日、少しずつ食べたい。

これで、7月まで楽しめる。

それ以降はまた、今回出会えた美味しいお店を巡ってみたい。
そしたら、クッキー博覧会のコンセプト「365日クッキーに溺れたい」を叶えるのも夢じゃないなと思う。

6月7日までやっているそうなので、
焼き菓子、クッキー好きな方はぜひ。


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せやま南天
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