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『おやつとスプーン』を読んで黒糖のドロップクッキーをつくってみた

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川地あや香さんの『おやつとスプーン』を読みました。

まずこの表紙にうっとりしてしまいます。

美味しそうなパンケーキと温もりを感じる金色のスプーン。

素敵だなぁと思いながらページをめくると、川地あや香さんが今まで気分転換に作ってきたというお菓子が季節ごとに紹介されています。

川地さんは金工作家であり菓子作家。仕事の合間の休憩時間を大切にしているのだとか。

食べることが息抜きになる日もあれば、粉を混ぜて生地をのばす作業そのもので心が落ちついていく日もあります。

紹介されているお菓子は卵やバター、白砂糖は使わず甜菜糖や菜種油、豆乳などを使った素材の味を楽しむようなものが多く、どれも素朴で美味しそうなものばかりです。

お菓子以外にも川地さんの金工作品や山のなかの仕事場から見える風景、息子さんの写真なども収録されており眺めているだけで心が落ち着く1冊です。

今回は秋のお菓子の中から黒糖のドロップクッキーを作ってみることにしました。


材料

薄力粉……80g
黒糖……30g
菜種油……20g
塩……小さじ1/4
豆乳……25g
くるみのみじん切り……25g

菜種油は米油で代用しました

作り方

① くるみを刻む

くるみは細かく刻んでおきます。

② 薄力粉と黒糖を混ぜる

ボウルに薄力粉と黒糖を入れて泡だて器でよく混ぜます。

③ 残りの材料を加えてまとめる

②の粉の真ん中にくぼみを作り油、塩、豆乳の順番に入れてゴムベラでさっくりと混ぜます。

粉っぽさがなくなる前にくるみを加えて混ぜてまとめます。

くるみを投入

④ 生地を並べて焼く

オーブンシートを敷いた天板にティースプーンですくって丸めた生地を落として並べます。

整列
見た目はみそ玉のよう

180℃のオーブンで焼き色がつくまで15~20分焼けば完成です!

黒糖のドロップクッキー

黒糖はオーブンで焼くととろりと溶けてキャラメルのようになります。香ばしいくるみと黒糖の甘さが滋味深い素朴なクッキーが出来上がりました。

バターを使っていないので日々のおやつにぴったり。くるみは白ごまで代用してもよいとのことなので、次回は白ごまで作ってみたいと思います。どんな風味になるのか楽しみです。

黒糖ドロップクッキー以外にも春のおやつで紹介されていたスコーンやおからのドーナツも気になります。

生おからを使ったドーナツは子どものおやつにも良さそうですね。甜菜糖の代わりに黒糖を使って、きな粉をまぶしても美味しそう☺️

冬には大根餅も作りたい

「北欧、暮らしの道具店さん」のWebサイトでも川地さんのレシピを見つけました。

バターを使わないクッキーは身体にもお財布にも優しいのでありがたいです。色々な型を使ってクッキーを焼いたら楽しそうですね。

川地あや香さんの言葉にはっとした

『おやつとスプーン』を眺めていると川地さんが大切にしているものをこっそり見せていただいてるような気がして癒されます。

ホームページにもお邪魔させていただき、ここのところVoicyで川地さんの配信を聴くのがマイブームです。夕飯の支度をするときや家事の合間に少しずつ聴いているのですが、色々と考えさせられる内容でレシピだけでなく川地さんの考え方も好きになってしまいました。

子育てに関するお話が印象的で「子育ては人生における長い夏祭り」という表現をされていたのが新鮮でした。

今までずっと子育てはとにかく大変なものだと思っていたけど、そうか……祭りと思えばいいのか。大変だけど楽しい。賑やかな祭り。あと子育てをブレーキと思うのか研究と思うのかという言葉もなるほどと思いました。

これから子育てと仕事を両立することが出来るのだろうかと不安でしたが、大変だけど楽しんじゃおうよと背中を押していただいたような。ちょっと心が軽くなったような気がします。

あとこれは子育てではありませんが「#109 趣味は寝かせながらじっくり発酵させる」の回も印象的でした。


1冊のレシピ本を手にしたことで新しい気づきを得ることができた。そのことが嬉しくて、やっぱり本っていいなぁとしみじみと思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございます🥞🥄

くるみ食べたいなぁ……


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青柳ゆき
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