【通勤電車の詩@番外編】いつの間にか心が整う、連載1か月目の変化
「通勤電車の詩」を連載するようになって、1ヶ月になります。皆さんにどれだけ、"ほっ"としていただけたかいつも気になっています。
最近気が付いたことがあるのでご報告させていただきます。
皆さんに、"ほっ"としていただくには、"ほっ"とするエピソードが必要になります。
それには電車に乗っている間に、ぼくの心がそれを受け入れる体制になっていなければなりません。
"ほっ"とする瞬間を見逃さないように、さらに呼び込むように、心を整える習慣ができました。
大袈裟に言うと、スーツを襟を正して深呼吸してから電車に乗り込んでいるってイメージですかね。
実際にそんなことやってませんよ。
そんなことを続けていたら、ぼく自身に変化が出てきました。
例えば・・・
電車を降りる時に扉に人が群がりますが、今までわれ先にと降りていたのに、他のお客さんの迷惑にならないように後ろの方から降りるようになったとか。
隣の座席にどっかと座ってきた傲慢そうな男性に横から押されて、今までなら応戦していたのに、この場をどううまく切り抜けるかと思案するようになったとか。
歩きスマホでホームをノロノロ歩く人に、今までならイライラしていたのに、どんな楽しい情報を見ているのかなぁ、と想像するようになったとか。
どれもこれも取るに足らない小さな変化です。
しかし50歳も後半になって、こんな心境になったのは生まれて初めてです。
いつも何かに追われるように、せかせかと生きてきました。
日々の生活が生み出す妬み、焦り、嫌悪そして疲労、自分を殺して表情だけは取り繕う・・・。
いつの間にかそんな感情にどっぷりと浸ってきてたんですね。
だからどこの誰かわからない他人なら攻撃してしまえっ!
電車の中では、ぼくも傲慢なおじさんの一人だったかもしれません。
「通勤電車の詩」を読んでくださった皆さんのお陰で、いろいろなことに気付かさています。
もっと皆さんに、"ほっ"としていただけるように、これからも心を整えます。
電車の中にだけに限らず・・・。
▼「通勤電車の詩」はこんなふうに生まれました▼