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学生のための団体結成の提案

一般的な会社には、力を持った使用者、経営者に対抗すべく労働組合が組織され、存在している。

しかし、学校という場所を考えてみて欲しい。

特に、学生と教師という関係について考えて欲しい。

教師は学生の成績をつけたり懲戒権を持っていたりするので、基本的に教師が学生を支配するという関係性である。

ここで、前述した会社における使用者と労働者の関係性を思い出して欲しい。

使用者が労働者を支配する、という関係性である。

いずれも同じ支配する側とされる側の関係だ。

そうであるにもかかわらず、会社には労働組合が存在する一方、学校にそうした組織は存在しない。

労働関係と同じく、学生についても立場が弱いのであるから、そういった団体を作るべきだろう。

こう書くと、親や教育委員会等が子供の権利を主張するから、これによって子供は十分保護される、との反論が来るかもしれない。

たしかに私立の学費の高額な学校等においては、親は学校からすれば金を払う客そのものであり、親に頭が上がらないと言え、そう言えるかもしれない。

また、教育委員会も学校をいわば監視する組織であり、そう言えそうである。

しかし、親と関係の良くない子供や、公立の学校では、そうも言えないだろう。

また、教育委員会についても、全国全ての学校を、個別具体的な事情までくまなく考慮して監視しきれるとは考えにくい。

そうすると、やはり学生のためのそういった団体を組織する必要があるのではないか。

なお、こうした団体を学生が自主的に立ち上げるのは、教師から不利益な取り扱いを受けたり白い目で見られたりして大変だろうから、立法府や行政府が積極的に奨励していく必要があるだろう。

例えば、法律なり条例なり政令なりで、労働組合法のように学生の団体に法的保護を与える、等だ。

あとは、その団体の運営に、学校側から独立した弁護士等の専門家が関与したりしても良いであろう。


今回はこんな感じ。

ここまで読んでくれてありがとう。

コメント等あればお願いします。


子供の権利が守られることを願って。

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