打倒!満員電車
1.満員電車を無くしたい!
私は満員電車に、世の中から消えて欲しいと思っている。
その理由は以下の3つである。
(1)単純に嫌で不快だから
これは私の感想ではあるが、満員電車に乗っていると非常に嫌に感じるし、不快である。
と言うのも、ただでさえ満員電車は知らない人に押されたりして狭くて苦しい上、私は身長が低いので、特に呼吸がし辛いのである。
また、不安感もある。
この前の小田急の事件にしてもそうだが、電車内で何か起こった場合に行動が制限されているため、迅速で適切な対応ができないのではないか、といった不安を感じるのである。
(2)満員電車への皆の態度
これも私の考えにすぎないのだが、おそらく私以外の他の人も満員電車は不快だと感じているのではないだろうか。痴漢犯人等ごく一部の例外を除いてね。
と言うのも、私はこれまで満員電車のメリットを論じている人を見たことが無い一方、満員電車の不快さを主張する人は多く見たことがあるからだ。
私の記憶が正しければ、たしか満員電車を無くす事を掲げた政治家もいたはずである。
一応、もしかしたら満員電車のメリットや、満員電車が無くなった場合の不都合を主張する人がいるかも知れない。
そういった人にはぜひコメントを残してその旨を伝えてもらいたいと思います。
(3)科学的にも良くないらしい
どうやら満員電車は科学的にも良くないらしいのである。
悪いストレスが心身に悪影響を与える事は有名だと思う。
悪いストレスはIQを低下させたり、睡眠の質を悪化させたり、最悪精神疾患とかにもつながるしね。
ここで説明したいのは、満員電車はこういった悪いストレスにつながるよ、って事です。
と言うのも、そもそも人間は小規模な集団の中で互いに協力し合って生活するように進化してきた生物で、見ず知らずの人に周りを囲まれると悪いストレスを感じるらしいのね。
だから、満員電車は(通勤通学に使うなら毎日)見ず知らずの人に囲まれるとてもストレスフルな環境ってことになる。これはヤバいよねって話。
2.満員電車の無くし方(提案)
次に、そんな満員電車をどうやって無くすかを考えたい。
そのためにまずは、なぜ満員電車が存在するのか、その原因・理由について分析してみる。
私が思うにその理由とは、電車の本数や座席数、収容可能な人数よりも乗客の数の方が多いから、だと思う。
簡単に言えば需要と供給の不一致、超過需要って事。
そしてこれを原因とするなら、単純に解決策を考えると、需要を抑えるか、供給を増やす事によって満員電車は無くす事ができる。
つまり、なんとかして乗客の数を減らすか、電車の本数や座席数、収容可能な人数を増やすかすれば良い事になる。
以下もう少し細かく検討してみる。
(1)どうやって乗客の数を減らすか(需要抑制)
ではどうやって乗客数を減らすか。
やり方は沢山あるだろうが、ここでは私が思い付いた方法をいくつか書いてみたいと思う。
ア、他の移動手段の活用
まず思い付くのは、他の移動手段を乗客に使ってもらう方法である。
乗客が電車を利用する目的は、電車オタクや痴漢目的の人を除き、大部分は移動目的だと考えられる。したがって、電車よりも速さや安さ、快適さ等において優れた他の移動手段がもっと発展する事により、乗客数は抑えられるであろう。
そして、そのための他の移動手段の発展・普及には国や地方政府の主として経済的な支援があるとなお良い。
イ、そもそも移動機会を減らす
次に思い付いたのは、そもそも人々が移動を控えれば良いという事である。
要するにテレワークとかの普及促進である。
コロナ感染対策としてある程度普及してきてはいるものの、まだまだだと思うので、より拡大していって欲しいと考える。
また、これについても、テレワーク拡大している企業には経済的支援を行ったり、税金を減らしたりといった政府のサポートがあると良いだろう。
ウ、時間別に考える
満員電車(超過需要)と言っても、24時間365日ずーっと、と言う訳ではない。
平日の昼間等は意外に空いていたりするしね。
つまり、乗客が満遍なく時間バラバラに、分散して電車を利用する事によって混雑は改善されるはず。
コロナ対策として言われてきた時差通勤とかね。
ただ、こっちもテレワークと同様に十分広まっているとは言い難い(広まっていたらすでに満員電車問題は解決しているはずである)。
したがって、時差通勤についても政府の支援が必要だろう。
ちなみに私が思い付く具体的な政府の支援方法を例示すると、始業時間や終業時間をズラした企業に補助金を出す、税負担を軽くする、とかになるかな。
(2)逆に、電車運営側はどうすべきか(供給増加等)
ここまで乗客をいかにして減らすかという需要サイドから考えてきた。
ここからは、逆に電車を運営する側(主として鉄道会社)はどうすべきか、について考えたい。
ア、収容可能乗客数を増やす(単純に供給量を増やす)
まず誰しも思い付くのが、前にも少し触れた、収容可能な乗客の数を増やす、という事であろう。
より具体的には、電車の運行本数を増やしたり、座席数を増やしたりといった事である。
ただ、費用がヤバくなりそうなので、やはり鉄道会社に政府の支援が必要だと考える。
イ、運賃の変動制の導入
これは先に話した時差通勤を裏側から支えるものになるが、混雑状況や時間帯によって運賃が変動する、というシステムである。
混雑時には運賃が高くなり、空いているタイミングでは安くなる、といった感じに。
ただ、鉄道会社の売上が不安定になりかねない。
また、1つの鉄道会社がやっても、それほど効果は期待できないどころか、他の鉄道会社の電車が満員電車となってしまう、といったリスクもある。そこで、主要な鉄道会社が統一的に行うのが望ましい。
よってこの対策方法についても政府の支援が必要だろう。
3.まとめ
以上が私が考えた満員電車への不満やその解消方法である(かなり雑ではあるが)。
ただ、正直こうした事はすでに世の中で腐る程多くの人が思い付き、考えたのであろうと思う。
にもかかわらず、なぜ満員電車の解消は実現されてこなかったのか。
理由は様々あるだろうが、私はこれまでの政府、国民の多くが満員電車問題を軽視して先送りにしてきたからであると思う。
たしかに目の前の重要な問題(今で言えばコロナ問題)から処理するべきである事は間違いない。
時間や資源が限られているのだから。
今回の私の対策案では政府の援助が重要だが、財源どうするん?とかの話も避けては通れないし。
しかし何が重要な問題かは人によって変わるし、何よりも、解決方法がそれなりに明確なのに先送りし続けるのはいかがなものかとも思うのである。
こうして考えると、満員電車問題はとても根深く、難しい問題だ。
私が思い付いた解決策について意見のある人や他の解決策の提案等、コメントある人はぜひお願いします。
私は満員電車を無くしたいです。
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