#60 初心者の7日間 〜刺繍チャレンジ〜 / Stitched with Sorrow and Anger
遡ること1週間前の週末。
「やっぱり、何かを作りたい。」と書いたものの、途方に暮れていました。
「そもそも何をつくろうか、材料探しに出るエネルギーがないやん。」
頭の方は、週末に本を読める位にまで体調も回復したけれど、体力の方はまだまだもうちょっと。
そこで大人しく、Amazonで翌日配送してくれる初心者向けのキットを探したところ、刺繍のキットが手軽で楽しそうだったのでやってみることにしました。
DAY0
日曜日に届いた荷物を解体して下準備。針に糸を通すだけでも意外と分からないことだらけで、布の皺が気になりつつもアイロンがけはやめました^^;
DAY1
付録の冊子やYouTubeを見ても、縫い方がわかるようで分からず。
とりあえず練習みることに。糸の始末もわからないので盛大に絡まったりして、何事も初心者はハードだなと実感。
DAY2
2日目は、下書き線を描いて、ガイドに沿って縫うだけという基礎練をすることに。たったこれだけですが、昨日やったことは忘れているので、何事も反復練習は大事だなと。この時点でようやく、付録の冊子の解説が読めるようになりました。
DAY3〜5
さて3日目にあたる水曜日。葉っぱという「面を塗る」要素を新たに加えて線を描き足しました。これを金曜日までやります。
初心者の3日目ですが、ハードルを下げているので三日坊主にはならず。無事に5日目の金曜日に、葉っぱの面を塗り終えました。下手なりに実験もして、特性を学ぼうとしています。
DAY6
土曜日の朝に、絵を書き足します。
平日は、ドアマットのように踏み潰されたり、ブルドーザーのような力を求められたり散々な毎日ですが、刺繍で地道にチクチク縫い付けることや、ブスッと突き刺しまくる行為を通して、「今」という変えられない現実を「雑草のように力強く生きる」という意味に変えたいと思って、植物のモチーフにしています。
今週末は元気があって少し散歩できたので、モリモリの雑草を取材。
とても表現できる段階にはないけれど…、
でも今見ると、葉っぱの表情が参考になりそうです。
どう縫おうか迷った小さくて丸い部分には、フレンチノットステッチという、丸い蕾みたいなのを作る縫い方を取り入れてみました。(ピンクの箇所)
DAY7
さて、1週間経ち日曜日。今日は、パーツの単位を大きくして、もう少し綺麗に縫いたい。線を描き間違えたけど、気にしない。
そしてこうなりました。ガタガタしていますが、それでも最初の5日間に比べて、だいぶ慣れてきました。フレンチノットステッチの立体感も増してみました。
まとめ
完成した途端に、「一体何をやってるんだろう…」なんて思考回路に陥ったりもしましたが、散歩の疲れが出たのだと理解。
自分にとって「人生を取り戻す」には、仕事と引き換えに失ったことを取り戻すことが必要なような気がするので、刺繍でも何でもいいから、作ることを今度こそ続けようと思います。
そのために後遺症になったのだ、くらいに運命を感じて。
Stitched with Sorrow and Anger
怒りと悲しみを刻み込む