「どうして今さらハンセン病について学ぶのですか?」に答える(1)
まず、ハンセン病とは「らい菌」に感染する事で起こる病気です。感染すると手足などの抹消神経が麻痺したり、皮膚にさまざまな病的な変化が起こったりします。また、体の一部が変形するといった後遺症が残ることもありました。かつては「らい病」と呼ばれていましたが、明治6年(1873年)に「らい菌」を発見したノルウェーの医師・ハンセン氏の名前をとって、現在は「ハンセン病」と呼ばれています。
感染力が弱く、非常にうつりにくい病気です。1943年にアメリカで「プロミン」という薬の有用性が判明し、