寅子の細かなキチキチおさげは、彼女の本質そのものだ
始まりました、春の朝ドラ第110作【虎に翼】
伊藤沙莉ちゃんヒロインです。
まだ1週目です。
結構朝ドラ見てきて、SNSなんかでも皆さんの感想とか目にして来たんですけど、今回あまり今までに見なかった”ような気がする”感想を目にしたので…感想の感想です。
(”ような気がする”のは、わたしが覚えてないだけかもしれないし、見てなかっただけかもしれないので…)
その感想というのが
「あのときのヒロインと、同じ(近い)歳だ」
です。
この感想が挙がったきっかけは多分
ネタバレになりますが…
第1話で寅子が、お見合いが嫌すぎて家出を企てるも、あっさり見つかり、母上に「どうするつもりだったの」的に詰められたときの返し
「入ろうと思って…梅丸少女歌劇団に」
というくだりがあり、そこかなと思います。
わたしも沸きました。
時系列は苦手で把握してなかったため
「え、後輩?先輩?同期?」ってなりました。
お父さん役の俳優さんもそのシーンにいたしね。
どういう興奮かと説明すると
【梅丸少女歌劇団】とは朝ドラ前作の【ブギウギ】にて、ヒロインのスズ子(鈴子)が所属していた歌劇団名だったのです。
1番最後のブギウギ朝ドラ受け、みたいになったわけですが、注目されたのはモデルとなった方々の出生年でした。
【ブギウギ】のヒロインのモデルである
笠置シヅ子さんは大正3(1914)年生まれ。
今回の朝ドラ【虎に翼】のヒロインのモデルは
三淵嘉子さんという方で、こちらもシヅ子さんと同じ大正3(1914)年生まれだそう。
さらにわたしの最新情報では、【虎に翼】のナレーションを担当している尾野真千子さんがヒロインを務めた【カーネーション】
【カーネーション】のヒロインのモデル小篠綾子さんが大正2(1913)年生まれらしい。
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その時代、その時代で、形が変わろうとも
「当たり前」みたいな思想の存在って絶対にあって
今では夫婦だと共働きでないと家計が回らない的な。
働くことは当たり前、みたいな。
で、やっぱりその時代、その時代で、優秀な人って絶対に存在していて
日々のことで忘れていたけど、今回の朝ドラ1週目にして思ったのが
「勤労とはそもそも義務であるが、権利であった」
ということです。
忘れていたけど、誰かが勝ち取ってくれたのです。
特にわたし個人としては専門職に就かせてもらってますので、その勉強をすること、その職に就くこと、技を習得すること、磨くこと、当たり前にこなす日々の中で、当たり前にセットになっているような感じです。
これはやっぱり先の優秀な人たち
しかも行動力があって、強い信念があって、負けなかった人たちが切り拓いた道の先を歩いてるんだなと思いました。
多くの優秀な人たちが、その時代の「当たり前」みたいな思想に抗えずに日々を過ごしたかもしれません。
それは未だにそうらしいと、地方にいても耳にします。
学問の分野でも文化的な分野でも、優秀な人たちがその優秀さを振るえずに国外に出ているとか。
彼女たちの時代よりも、事実上の”世界”は広くなったかもしれません。その分、諦めないための”逃げ道”とか”やりよう”みたいな”選択肢”も増えた可能性はあります。
その”選択肢があること”が当たり前になっていることが実際すごいことだよなと思います。
自分の人生は自分だけのものと言える時代は来たのか、まだ来てないのか。
当たり前に歩いていた道は、未来を生きる人たちのための一歩になれているのか、いないのか。
さぁ、始まったばかりの寅子の旅
これから半年、期待大です!
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朝ドラ大好きな気持ちをほとばしるままに
ダイジェストに書いたものです。
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