ミュージアムのトビラ
はじめまして。龍造寺文庫と申します。簡単にプロフィールを。
ルーツは肥前で生まれは尾張の国。九州の数ヶ国を経て、現在は武蔵の国の人。
親の転勤や自身の仕事の関係で、首都圏、東海、近畿、中国、九州と複数の地域での居住経験あり。仕事は宿泊関係。フットワークは軽い方。
興味の中心には織田信長。信長にハマっているワケではなく、信長をハブに拡がっていくヒト・コト・モノ。
もう1つの軸はバイク。乗って触って時々考えます。雰囲気ではなく機能重視。旅のお供はエフハチ(F800ST)、時々クルマ。
この2つが重なって、自然と日本各地を巡るコトに。運よく仕事と興味の対象はオーバーラップしています。
行先の最優先ターゲットはミュージアム。
日本各地にはミュージアムと呼ばれる施設が数多くあります。
noteでもミュージアムについての記事を目にします。やや美術系が優勢という印象でしょうか。
各地域にある公立博物館や美術館、資料館は気軽に足を運びやすく、その地域の文脈に触れることができます。入場料は無料の所もあり比較的安めでお財布にも優しい。
一方実業家によって蒐集されたコレクションを所蔵する私立のミュージアムでは、彼らの持つ圧倒的な財力と個性を目の当たりにします。
そして膨大なコレクションを所蔵、展示する国立系の総合博物館は、文字通りの底なし沼。
ひとくちにミュージアムといっても形態は多様で、それぞれの持つ個性もまた多彩です。
その総数(博物館法による博物館と博物館類似施設)を調べてみると、5,738館(文部科学省の社会教育調査報告書:2018年)。
展示内容による分類では総合:472、科学:454、歴史:3328、美術:1069、野外:107、動植物園:227、水族館:81となっています。
個人的には城跡や寺社、そこに付属する資料館、宝物館や庭園、また歴史ある住宅等もミュージアムのようなものと考えます(これらの施設が博物館法でカウントされているのかは不明)。
ざっと日本各地には約6,000ものミュージアムがあるのです。
2023年にはおよそ70年ぶりに博物館法が改正されています。
地域観光とのリンクや「より地域に貢献するミュージアム」等々、地域のハブとなる施設を目指していこうとしているようです。
運営する側には予算の確保や人員不足など解決すべき課題も多いようですが、スタッフの方々にはマルチな役割、今までとは違った視点が求められるのはミュージアムが時代の転換点にあるからでしょう。
既存の施設のリニューアル時には洒落たショップやカフェが新設され、新たに開館する施設ではミュージアム単体ではなく図書館やイベントスペース、観光案内等が同居する例が目立ちます。
展示スペースについてはミュージアムというよりは「歴史資料コーナー」程度にとどまるトコロもあります(個人的には悲しい)。
ミュージアムの未来像としては、学びの場にとどまらず来館者にとって気軽に立ち寄り情報交換ができる文化サロンのようなトコロでしょうか。
そんな日本各地のミュージアムを訪ねては集めたパンフレットやチラシたちと図録。記憶に残る気がするのは、やっぱり紙ベースの情報。
記憶は時間が経てば怪しくなってきます。写真も多少撮りますが、数が増えてくると寺社のようなよく似た風景は、どこなのか思い出せないケースも。
そこでそれらを整理しつつnoteに記録してみようかと。
アタマの中の整理がテーマなので、ネタとする特別展や企画展については、すでに終了したものが多くなります。
現地で拾ってきたモノ達の記録が何かの参考にでもなれば。