(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)
心に沁み入る一冊。
数多い仏教書のうちで最も古いと聖典と言われる「スッタニパータ」。ブッダが、"人間としてどのように生きるべきか"を説いた対話集となります。
結論としては、執着(煩悩)を捨てること。そうブッダは説いていました。
これは、コロンブスの卵というか…
今この一瞬に集中することに一身になるのではなく、執着から脱却することが重要。そうすれば、過去や未来への囚われが薄らぎ、自ずと今この一瞬に向き合えると。
続けてブッダは、上記のように、あらゆる囚われから脱した上で、強く正しく生を全うせよ、と説いています。
マインドフルネスとは如何なる境地かの答えかとような言葉です。
この何週間、今この一瞬に集中するとは如何なることかを考え続けていた中で、そのヒントが本書にありました。
そうか、平常心だったり、克己心だったり、心の状態を目指すべきことにすることを急ぐのではなく、まずは、執着を捨て、平安の境地を目指すことからと。
これは高校の時の倫理の授業で習っていたにも関わらず、今になって腹落ちしたのは、何事も、人は実体験を伴わないと、深い部分まで理解できないのだろうなあ…
人生において、まだまだ頑張らなければならないこと、頑張りたいことがある以上、常にこの境地でいることは難しいとしても、平安に自分を立ち戻れるようにはしていきたい。
P.S.
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