(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)
「歴史とは何か」。
過去から現在、現在から未来を考えるための大きなヒントが本書の中に!
「歴史とは、歴史家とその事実のあいだの相互作用の絶えまないプロセスであり、現在と過去のあいだの終わりのない対話なのです」
このフレーズで有名な本書、『歴史とは何か』。歴史学の中では最良の入門書と呼ばれる一冊。
「歴史家とその事実」「社会と個人」「歴史・科学・倫理」「歴史における因果連関」「進歩としての歴史」「地平の広がり」という、歴史を考える上で重要な6つのテーマから構成される本書。
歴史学の専門家でなくとも、歴史に興味のある人であれば、きっと知的好奇心がくすぐられる内容となっています。
本書は、節々に心に残る言葉があります。
過去の事実に解釈を与えられる者、繋がりを見出せる者こそ、歴史家だと。
改めて、社会と個人は不可分なものであることが、身に沁みます。
それらの言葉の中で、最も心を動かされたのは、下の内容でした。
歴史とは、現在と過去のあいだの終わりのない対話とありましたが、同様に現在と未来のあいだの終わりのないプロセスだとも。
ルイ・トルストイも、名著『戦争と平和』の中でこう言いました。
マクロとミクロのどちらから捉えるかにしても、未来とは、現在・過去の積み重ねの先にあるものだと感じます。
未来の描くには、創るには、過去・現在・未来のあいだで終わりのない対話・プロセスを重ねていけと言っているのだろうなあ…
良き歴史家は、未来を問う人間である。そう述べる筆者。
「それでも、世界は動く」。その言葉を胸に刻んで、これからも過去・現在・未来と向き合い続けていきたいです。
P.S.
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