(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)
目から鱗!社会学が、経営の可能性を広げてくることを感じます。
そもそも社会学の大きな特色は、「私たちが暮らす日常生活の世界と何層にも取り巻く構造の世界とを、つねに連関し合うものして考える点」にあるそうです(『社会学 新版 (New Liberal Arts Selection) 』参照)。
その社会学の中でも、本書は「つながり(社会的ネットワーク)」に焦点を当てた一冊となります。
いやー、本当に衝撃的。これまで自分が生きていた世界のメカニズムは、こうも詳らかに解き明かせれているなんて。
今回はじめて社会学に触れましたが、本書、及び、他関連書(下2冊)を読むことで、世界の見え方が一変します。
何かを広めることも、逆に断たせることも、ネットワークによって変えられることが示されているので。
これは凄い。これを知っているか否かで、何か新しいことを立ち上げる際や変革する際の戦略・戦術が、別次元のものになるのではないか…
これら社会学の本を読もうと思ったきっかけは、世界の主要かつ最新の経営論を網羅した『世界標準の経営理論』に、下のことが述べられていたからでした。
思わず膝を叩く言明。『世界標準の経営理論』自体が良書として呼び名が高いですが、その中でも、この部分の内容が最大の収穫でした。
一方で、社会学ディシプリンとして取り上げられる経営理論は、一般的な経営学の世界では馴染みがないものであり、何一つ聞いたことがありませんでした…
初見では、本当に何これと笑。
しかしながら、今回、本書『つながり』、『新ネットワーク思考』、『信頼の構造』、そして、社会学の入門書を読んでみたことで、ようやく少しは理解することができました。
(↓社会学の入門書)
知らないと、辿り着けない境地がある。そのことを改めて痛感します。
しかしそれは、知れば、今より先へ辿り着ける可能性があるとも言えます。
まさにこのことは、この本の最後の締めくくりにも。
"まず理解しなければならないという悟りである"、と。
経営学ですら、世界の一片でしかなく。
社会学然り、この広くて深い世界を、もっともっと理解していきたい。
P.S.
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