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【菌ちゃん農法】 #03 トラクターを走らせる(2023年2月26日)
今年は菌ちゃん農法を始めるぞー!ということで、日々の活動内容をnoteに記録していく。記録はもちろん自分のためでもあるけど、あわよくば菌ちゃん農法を実践している方と情報交換したり、このnoteを見て農園に遊びに来たいっ!と思ってくれる人が増えたらいいなー、と思っている。
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菌ちゃん農法の作業手順
菌ちゃん農法の作業手順は以下の通り。
資材(落ち葉、刈草、もみ殻、丸太など)を集める
50㎝以上の高畝をつくり、資材を乗せ、土を被せる
雨が降った後、マルチをする
2か月後定植・種まきをする
その後、3~5年間、絶え間なく野菜が育てられる
荒れ果てた畑の片付け
2021年に出産、2022年は育児、と野菜を育てるよりも、人を育てることに忙しく、畑はジャングル化。
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雑草を育ててるのか?と思うほど、あたり一面雑草だらけになっていたり、
支柱代わりにしていた竹がそのまま放置されていたり。
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あー草刈りたいなー、あれもこれも片づけないとなー、と焦る気持ちは積もりつつも、なかなか畑作業ができなかった、妊娠・出産・子育ての日々。
でも、畑中に生い茂っていた雑草も、片づけきれずに畑に置きっぱなしだった竹も、今となってはとても大切な資源。
あの時、私は意図的にそうしていたのか?!と思うほど、過去の点と点がつながり、イマ、ミライに繋がってゆく。
この日は、畑の大掃除。
刈草を一か所にまとめたり、支柱の竹を片づけたり。
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ついに糸状菌と出会った
刈草や竹をひっくり返すとそこに広がるのは、白い菌ちゃんたち。
これが今回挑戦している「菌ちゃん農法」の要となる、糸状菌。
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この糸状菌と窒素固定細菌が地中に増えることで、地中にある栄養や地上にある窒素を野菜の根っこに供給してくれるのだそう。
菌たちが必要なものを必要な分だけ野菜の根っこに届けてくれるので、
肥料もいらないし、農薬もいらない。
(このあたりは勉強中なので、後ほどしっかりまとめたい。)
普段は目には見えない菌たちが、たくさん集まると白い糸状となって
人間の目の見える形になる。
目には見えないけれど
農業をしていると、目には見えないものに思いを馳せることが多い。
土の中のことだったり、微生物のことだったり、空気や水の流れだったり。
「なるべく自然な形で」という思いはあれど、人間が畑を耕し、種や苗を植えている時点で「不自然」であり「人工的」。
目に見える形となって糸状菌を見たときに、地球上で行われている大きな循環を目の当たりにしたような気持ちがした。
家族や友人たちとともに、土に触れ、身体を動かし、美味しいごはんを食べる。
そんなシンプルな営みができていることに感謝の気持ちが溢れてきた。
畑の大掃除の後は、トラクターで耕運。菌ちゃん農法は一度高畝を作ると3~5年は連続して作付けができるとのこと。その後は不耕起でできたらいいいなぁと妄想している。
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丸太も大切な資源
最後は、近所の方から頂いた丸太を畑に運んだ。
この丸太は数年間雨ざらしになっていたもので、薪として使うには状態が悪いもの。でも、菌ちゃん農法ではこうゆう丸太こそが最適な資源となる。木には抗菌作用があるので、切りたての丸太にはなかなか菌がつかないらしい。
ちなみに、こうゆう丸太は数年かけてゆっくり糸状菌の餌になるので、畝の下の方に入れると良いらしい。
畑に丸太を入れる日が来るなんて!
数年後どうなるのか、今から楽しみである。
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次回に続く。
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