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事業KPIはNPS。約1年で100人突破、”ウェルネス”な人と組織をつくるサービス

おはようございます、琉球ウェルネス広報担当のサオリス・ユーフラテスです。 

2023年の1月創業の琉球ウェルネスですが、今年6月でサービスを利用いただいたお客様が100名を突破しました。代表のみっちーさん(道廣敬典)に、サービスローンチから、いま、そして琉球ウェルネスの未来について語っていただきました。


100人のお客様が来てくれた!

ーー琉球ウェルネスを創業して以来、6月でサービスの利用者が100人を突破したそうですね。

創業時に作った事業計画の3年目の数字が、1年前倒しで実現できている状況です……想像以上で本当にありがたいですね。

「ターゲットは僕自身」で、琉球ウェルネスの事業やサービスを立ち上げました。仮説が当たり、お客さんがサービスを喜んでくれたということはもちろんなんですが、それ以上に、こんなにも素晴らしい仲間たちが集まってくれたことが1年前には想像できていませんでした。

仲間が集まってくれたおかげで、僕自身はいま、経営や次の事業を仕込むことに集中することができています

創業から1年半を振り返ると、2023年1月の創業後、2月に最初のモニタークライアントが沖縄に来てくれました。僕の自家用車にふたりで乗って、宿泊先でファシリテーションして……。そこからのスタートでしたね(笑)

3月に個人向けのモニター募集を始めて、4月におひとりモニターで来ていただきました。その後、6月に法人オフサイトのモニタークライアントに来ていただいて、8月にサービスをリリース。そこから一気に問い合わせをいただくことができ、9月、10月、11月と5社ほどのお客様にサービスを提供しました。
今年に入って個人向けツアーや団体のツアーが入り、6月には個人と法人のお客様を合わせて100名を超えていました。

ーーモニターのお客様に来ていただいた後に、問い合わせをたくさんいただけているのが嬉しいですね。

僕が会社を作る前から、「ミチヒロは沖縄で何するんだ?」と気にかけてくださる方々がたくさんいてくれたんです。僕はウェルネスに生きる人を増やしたいし、「人生って楽しい!」という感覚を取り戻してほしいと思ってこの事業を作っています

事業を作ることは好きだから一生やり続けると思うんですが、IPOや事業拡大を前提としてではなく、僕自身が意義と意味があると思うことしかやらないと決めています。そこに対して、「みっちーがやりたい事業を作ったんだったらぜひサービスを利用したい!」「みっちーの表現活動が楽しみだから応援する」と言ってくれる人たちが想像以上にお客さんとして来てくれたんです。本当にありがたいです。

お客様が見出してくれたウェルネスオフサイトの価値

ーーみっちーさん自身がいつも楽しそうですもんね。

そうですね。僕の写真やアウトプットを見て、楽しそうだなと思ってくれるのだと思います。スタートアップを辞めて会社を作って、サービスをリリースしてる姿を見て刺激的だと言ってくれるんです。

僕らは、7000億の沖縄の観光マーケット、5000億の法人研修マーケット、合わせて1兆円の巨大マーケットに対してアプローチを行う会社です。

とはいえ、「沖縄まで来てくれて合宿します」「心身のリトリートに数十万円払います」というお客様は、この巨大マーケットのなかでも稀有です。つまり、マーケット自体は大きいけれど、僕らのサービスを利用してくださるお客様のパイは劇的に小さいという不都合な真実があります。それを受け止めた上で、琉球ウェルネスのサービスを利用してくださるお客様に、徹底的に個別最適なサービスを提供しています。生産性を無視して、お客さんが喜んでくれることだけをやる

そうするとお客様が、驚き感動してくれるんです。「とんでもない経験をした」とか「沖縄で合宿してチームが変わった」とか、熱量を込めて語ってくれるんですよね。いま、琉球ウェルネスのサービスは、ほぼお客様からの紹介だけで成り立っています

これは、初期段階の仮説にもありましたし、徹底的に非合理な個別最適を実践し、徹底的に独自性を発揮した結果だと考えています。一般的には、再現性を持って型化してサービスを量産していくことの方が多いですよね。その逆をいくので、高額なサービスにはなります。それでも、お客様がお客様を紹介してくれるというループが今も続いているんです。

料金の話をすると、沖縄にオフサイトに来ていただいて200〜300万円というと、高いと思われる方もいるかもしれません。でも、オフサイト実施までの4カ月間をかけて中期経営計画で経営戦略を聞いて、事業戦略、組織戦略を聞いて、組織のありたい姿と現状を洗い出し、課題設定を行った上で課題解決のためのオフサイトを実施。オフサイト前後のサーベイを用いて結果を解析して、次の組織運営につなげていく提案までを半年かけて行っています。

沖縄での2泊3日のオフサイトだけではなく、その前後半年間みっちりと琉球ウェルネスが寄り添って300万円であれば、ひと月あたりの料金で考えると30万〜50万くらいです。「これってすごくお得ですと、僕たちが考えていた以上にお客様がこの価値を見出してくれました

再現性を持てるように型化するのではなく、属人性を持ってその人に対して最適なサービスを変態的に磨く、これがうまくいって事業を拡大していくことができています。

NPSを事業KPIに設定し、価値の最大化を目指す


ーー事業拡大と聞くと、型化して大量生産していく方法が多いように感じられます。

まさにそうです。僕たちのやり方は時代に逆行しています。

でも、個別最適化して徹底的にいいサービスを作ることに拘ってきたからこそ、熱量の高いお客様がお客様を紹介してくれるのだと思います。そのお客様たちから気づきを得て、サービスの作り方もサービス自体もアップデートしながら、持続的な事業成長ができている状態です。

琉球ウェルネスでは、事業運営上のKPIには、NPSを設定しているんです。大きなマーケットなんですが、対象となる顧客は小さいためです。NPSにフォーカスして、個別最適化を行い、徹底的にいいサービスを作ることを事業拡大の狙いとしています。

経営・事業の重要指標

資本主義と幸福主義の両立

ーーNPSに注力することでどのように事業を拡大するのですか。

まず、琉球ウェルネスにとっての売上について話します。売上とは「お客様からの感謝の総量」である。琉球ウェルネスが売上を上げていくことの意味について、僕はこのように解釈しています。

お客様は、琉球ウェルネスに何らかの期待を込めて発注をします。そして、琉球ウェルネスは「お客様満足度=NPS」に注力をしてサービス提供を行います。

結果としてNPSは常にハイスコアであり、お客様がお客様を呼んでくれるという好循環を生んでいます。これは、お客様が喜んでお金を払ってくれているという状態です。つまり、売上とはお客様の満足の表れであり、「お客様からの感謝の総量」だと解釈をしています。

琉球ウェルネスは、社会にとって意味と意義がある事業に取り組んでいるという自覚があります。であればその事業は持続した方がいいし、拡大していくことが望ましいと考えています。これが琉球ウェルネスが売上を上げていく理由だと思っています。

売上を上げることは、僕のなかですごく重要なことです。

琉球ウェルネスが“ウェルネスな状態”で事業を作っていくため、明日への活力、未来への期待を持って投資を行っていくには、売上が必要ですよね。

その売上を作るのは僕の役割なので、100名のお客様に来ていただいて嬉しいですよね。売上云々よりも、僕たちの営みをたくさんの方に体験してほしいと思いますし、この営みが社会にとっても必要なものであり、お客様に貢献できるものであるという確信があります。

だから、僕たちも琉球ウェルネスの事業を作ることが楽しいし、この事業を続けることができています。そう考えると、琉球ウェルネスの事業に携わる人たちって、ウェルネスなんですよね。


ーーたしかに私もウェルネスな状態です(笑)

ですよね(笑)だとすると、ウェルネスな人を増やしていくためにも、琉球ウェルネスの仲間が増えた方がいいと思っているんです。

ただ、ウェルネスに生きていくためには、覚悟が必要です。

僕たちが言う"ウェルビーイングな状態”って解放された状態ではなくて、明日への活力がある状態なんです。未来への期待を持ってワクワクドリブンでアクションしますよねってーー。このアクション自体を楽しみながらやるんですけど、普通にやっていたら難しいんです。

なぜなら、この社会は競争社会において常に変化していて、止まっている=衰退なんです。つまり自分が変化することを大前提としているんですよね。

だから、変化したくない人にとってはしんどい会社かもしれません。明日への活力を持っている人は、スピード感を持って変化を厭わず生きていますからね。ウェルネスに生きていくには、覚悟がいりますよね。