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母親が死の一歩手前の状態に
母子家庭だったので、自分の人生における母親のウェイトがかなり大きくなっているたつやです。
今回は、そんな我が家の母親が死の一歩手前まで行ってしまった話をしようと思います。
実は、母親が死にかけた話は何度かあるんですが、そのうちの一つです。
僕の母親なんですが、ずっと働き詰めだったんですよね。
そりゃ、母子家庭なので、母親が働くしか収入を得る方法がなかったから仕方ないんですけど。。。
働いて、家事をして、内職して。
そんな風に、本当にいつ過労死してもおかしくないくらい、ずっと働いている人でした。
僕が働き始めるまで、ずっとずっと頑張り続けてきた母親でした。
その母親がある日、体調不良で動けなくなったんです。
僕が20代前半の頃でした。
急いで病院に連れて行き、検査をすると胃潰瘍とのこと。
ただ、出血量が多く、元々貧血だった母親は失血死寸前だったそうです。
・・・そんな簡単に、そんな突然に死の手前まで行ってしまったことが、正直怖かったです。
僕にとっての母親は、僕自信が生きるための目的でもあったんです。
思い出が美化されたり、アダルトチルドレン特有の依存があるのかもしれません。
それでも、当時の僕にとっては生きる理由そのものだったんです。
結果としては、失血死寸前だったとしても、死んだわけではありません。
胃潰瘍の治療を受けて、貧血の治療を受ける。
それだけで済みました。
でも、一歩間違えればもうこの世のいなかったんだなと思うと、心に刺さるものがあるんです。
当時の僕は、大切なものを失う焦燥感や、我が家ばかり、母親ばかりが辛い思いをする不条理さばかりを感じてしまっていました。
なんでこんなに頑張ってる人が、辛い思いをしないといけないんだろう。
なんでこんなにずっと耐えて耐えて辛い思いをし続けている人が、もっと辛くならないといけないんだろう。
答えは出ません。
今でも出ていません。
それでも母親は、生きることに絶望していないんです。
何がそんなに母親を突き動かすのか。
何がそんなに人生に希望を見出しているのか。
僕が母親の立場なら、何回人生の幕を下ろしているか見当もつきません。
それくらい、僕から見た母親の人生は過酷そのものなんです。
だからこそ、今楽しんでもらいたいし、幸せを少しでも多く感じてもらいたい。
そう強く感じることになった出来事でした。
ということで、本日のまとめです。
人生何が起こるか分かりません。
突然家族を失うかもしれない。
突然自分の命を失うかもしれない。
それくらい不明瞭なのが人生なので、『今』を楽しく生きることって大切なんです。
大切な人に、楽しく生きてもらうことも大事です。
もちろん、その人が何を幸せに感じるかは人それぞれで、それを押し付けることはできません。
でも、より楽しく、幸せに生きてほしいっていう気持ちは、きっと伝わると思うんです。
そういう優しい気持ちが、自分にとっての優しい世界、大切な人にとっての優しい世界に繋がると信じてます。
自分にとっても、他の人にとっても優しい世界で、誰もが幸せを感じられるような、そんな夢みたいな世界になってほしい。僕の夢です。
今回は、僕の母親が死にかけた話から、大切にしている価値観の話をさせていただきました。
ご拝読いただき、ありがとうございました。
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