淡い思い出?特別じゃない昔の記憶について
暑い季節になると、必ず思い出す何気ない記憶を持ってるたつやです。
今回は、特に濃い記憶じゃないのに、夏になると思い出す子供の頃の記憶の話をしようと思います。
何か嫌なことがあったとか、嬉しいことがあったとか、そういう類の記憶じゃないんです。
ほんとに、日常の延長のような記憶で、我が家では特になにも特別なことなんて何もなかった出来事。
そんな日の記憶が、今でも夏になると思い出すんです。
下手をすると、音やにおいも思い出せそうなくらい、なぜだかはっきり覚えている記憶。
あれは、僕が5歳くらいだったかな(場面は覚えているのに時期は覚えてない不思議、、笑)
8月中旬のお盆の出来ごと。外はしばらく天気が良く、暑さもまだまだ本番の真夏日。
お墓参りとかあって、おばあちゃんの家に2日くらい家族でお泊り。
そこから家族で帰ってきたある日のことでした。
あの日は本当に暑く、セミの鳴き声が鳴り響いて、じりじりした日差しを感じる中でも、なんか湿度も高くて、ねっとりとした汗をかくような気候だったのを覚えています。
近くの小さな川(?)も、雨がしばらく降ってなくて天気がよかったせいで干からびていて、川の水もなくなるんだなって子供ながらに思ったんですよね。
そうこうしながら、我が家の玄関をくぐって家の中に入った時の、その瞬間の情景。
それがいつも夏になると記憶が蘇るんです。
夕方だったからか、西日が部屋に入ってきていて、全体的に黄色がかったオレンジの部屋。
むんとした熱気がこもっていて、中に入るのが躊躇われる空気感。
出かける前に片付けられていなかったテーブルの上のコップにアリが群がってる。
キッチンのシンクには、なぜかゴキブリが死んでいて。
(田舎なので、家の裏は畑で、虫も大量にいつも発生してます)
おばあちゃん家から、現実の貧乏な我が家に帰ってきたんだなという冷めた現実感。
子供ながらに、「帰ってきたんだな」って思ったんです。
別に嫌だったわけではないんですよ?
このせまい我が家にいると、親がずっと身近にいるような安心感があったので。
(実際、狭いから距離も近いだけですが、、、)
僕がいつも思い出すのは、ここまで。
この田舎の貧乏家族の一コマを、あの熱気と一緒に気持ちも思い出すんです。
暑さと虚しさと嬉しさと、色んな感情が混ざった複雑な子供心だったんです。
別に特別でもなんでもない、本当に普通(?)の場面ですが、なんか毎年夏になると思い出すんですよね。
初心を忘れるなという戒めなのかな、、、
ということで、本日のまとめです。
忘れられない過去、なにも特別なものだけじゃありません。
僕は、別に特別でもないのにずっと思い出すこの情景を特別に感じてるわけじゃないんですが、ずっと残り続けてます。
もしかしたら、その記憶の前後で僕が忘れたいなにかがあったのかもしれませんが、残念ながら記憶にございません(笑)
だからきっと、普通にこの時の情景が僕にとってはなにか引っかかる部分があったんでしょうね。
みなさんも、なにかありますよね?
なぜか鮮明に覚えている幼少期の記憶とか。
多分ですが、そういう記憶は大切だと直感ですが感じています。
こういう記憶が自分の価値観のルーツだったり、思い出の土台になったりするのかな、なんて考えたり。
まぁ、言えることは、人間の記憶って不思議だよね!ってことです(笑)
そんな僕の昔のしょうもない記憶のお話でした。
ご拝読いただき、ありがとうございました。
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