すぐできる!!部下や従業員との信頼関係の作り方!!
店舗運営していると必ず付いて回るスタッフへの対応。
接し方ひとつで仕事が楽になったり大変になったりと変動が凄まじい事柄です。
約8年の店舗マネジメントの経験から必要となる要素を抽出して記載していこうと思います。
私は下記に示す方法を徹底していた結果、6年以上働いてもらえるスタッフがかなりの割合で在籍していました。
長期スタッフが複数いると言うことは、自分の代わりに他の業務を任せられる人間が増えていくことに繋がりますし、
会社としても求人広告等を出さなくて済む分ランニングコストが下がります。
さらには、友人を連れてきてくれたりして人手不足を解消する一つの手段にもなります。
店舗運営にとって、店長いうポジションやそれに通ずる役職の人間の存在は最も重要な立ち位置です。
店長がダメだと店全体の士気が下がります。
士気が下がれば売り上げが下がります。
売り上げが下がるということはお客様満足度が下がっている証拠です。
店舗マネジメントが気になっている人、
部下の教育に悩んでいる人、
飲食以外の企業にいる方にも参考になると思います。
特に、
管理職の方必見です。
それではまりましょう!!
・スタッフ教育
・注意点
・やる気の維持
スタッフ教育
一人で営業するうちはいいのですが、業務が増えたり知名度が上がり単純に忙しくなると人手が必要になることは必然です。
しかし、雇ったからと言って初日から簡単に戦力になるわけではありません。当然しっかりとした教育を施す必要があります。
ある程度の時間は必要になり、ある程度の忍耐力を要しますが
その期間は教える側の対応で短縮することが可能です。
そのために必要な能力。それは
言語化能力です。
多くの言葉を使い行動を言語化し、
業務の意味について噛み砕いて説明することが必要となります。
多くの飲食店のトレーナーはこの言語化をおろそかにしがちだと感じています。最初にお伝えすると言語化は非常に面倒臭い行いです。
短縮して説明せず全て一字一句伝えるということをしなければなりません。
調理を行う場合、
機材をアルコールで消毒することや、どう言った道具を使うのか、
その理由は・・・
等、その全てを説明する必要があると私個人は思っています。
たとえば、
調理機材を使う場合は必ずアルコールで消毒をするように。
なんでやるかというと、
当然食中毒防止の意味合いが高いのはもちろんのこと、
さらにいうと、常にちゃんと自分が消毒を行うという癖をつけておいて、
周囲にちゃんと消毒を欠かさずやる人という印象をつけておけば、
まず自分の行動が原因で食中毒などのトラブルが発生することもないし、
仮にトラブルが発生した時に自分へ疑いが向けられる可能性を下げられる、自衛の意味もあるから、必ず消毒を行うように。
これくらい細かく伝えます。
本当に面倒なのですが、こう言った細かい配慮を管理側が癖づけ徹底して説明しておけば間違った行いを起こすことを0とまではいかないかもしれませんが、低下させることはできるはずです。
そして、細かく丁寧に説明することで、
新人スタッフにちゃんと指導して貰えているという実感
を与えることもできます。
しっかりとやる気のバロメーターを測りながら接してあげることで尊敬もしてくれる可能性も増えます。
教育する側に立つ人間は絶対に丁寧な言語化をおろそかにしないようにしてください。
注意点
世の中を見回すと、仕事は見て覚えろという人が一定の割合で存在しますが
飲食においてこれは大きな間違いです。
包み隠さず言えば愚か者です。
見て覚えさせるより
実際にやらせた方が早く覚えるに決まっています。
そして、新人がやってる横で指導者が修正点を指摘してあげた方が間違いなく早く育ちます。
ここでダメな指導者は、
自分がやった方が早いと考えイライラし、頭ごなしに否定から入る
ということを行います。
これではモチベーションは落ちますし、
その業務のことが嫌いになってしまいます。
そうなると会社自体が嫌いになってしまいかねません。
入りたての人間は何もできないんですから丁寧に接してあげることが大前提ということを忘れないようにしてください。
やる気の維持
やる気を維持する上で大切なことが、
ちゃんとフィードバックをしてあげることです。
行った業務に対しての評価をちゃんとしてあげましょう。
こういうことを書くと給料を上げたり待遇の改善を行うことが
フィードバックだと言う勘違いをする人がいるのですが、
これは間違いです。
そんな権限がないから・・・・。
と否定的な発想に移行するようなことはしないでください。
行うことはもっと単純で
ちゃんと君が仕事していることを見ているよ!
俺は評価しているよ!!
と言う姿勢を示すことなのです。
語弊を恐れず表現させていただくと、モチベーションを下げさせるブラックな企業さんがやりがちなのは、
価値ある行動をしたスタッフのことを蔑ろにすることなのです。
すごい忙しい日を乗り越えたスタッフは全員がMVPです。
いい上司は、
忙しいながらも全てのスタッフの動きを把握し、落ち着いたタイミングで、さっきのお客様への対応はすごいよかった!!
とか、
さっきのフォロー助かったよ!!
とか、
そう言った気配りを欠かしません。
ちゃんと言葉にして発することが大事です。
ちゃんと仕事しているのは知っている・・・。
と心の中だけで思ってあえて口に出さないという格好付けをしている人間はただの自己満です。
そういった態度をとってる自分に酔っているとしか言えないと思います。
我々人間は他人の心が読める超能力者ではありません。
ちゃんと言葉に出して伝えて初めて意味が生じるのです。
成績がいい店の評価自体はせず、
悪いところしか見ず、ちゃんとした評価基準を設けず、
具体的に何がよかったかのフィードバックもしない会社や店舗が五万とあります。
そういう態度を続けてしまうことで、
優秀な管理職やスタッフがモチベーションを下げ切らせ、
辞めていってしまったなどの例を嫌と言うほど見たり聞いたりしてきました。
必ず従業員には、よかった行動を褒めてあげて、
ちゃんと君の行動を見ていて努力しているの知ってるよ!!
と明確に伝えてあげるスタンスを徹底し貫き通しましょう。
もし、間違った行動を取ってしまっても、頭ごなしに怒るのではなく、
さっき、声は出ててすごくよかったよ!!
と一回褒める動作を入れて、
次に、
ただ、ちょっとフレンドリー過ぎたかもしれないからもうちょっと丁寧に話
してみようか?
修正入れたらもっとよくなるから!その調子でね!!
といった感じです。
誰も傷つかず気持ちよく修正できる方法なのでぜひ試してみてください。
まとめ
管理職がスタッフを教育する場合は、
ちゃんと細かく業務の説明をすること、
さらに言うとその行動にちゃんとした意味があると言うバックボーンのことまで伝えておきましょう。
いらっしゃいませはなぜ言うのか??
当たり前のように発言しているこの文言、
そのバックボーンを説明できる人がどれだけいるでしょうか??
専門書に書いて内容でもいいですし、自分の経験を元に言語化して伝えるのもいいでしょう。
ちゃんと考えて自分なりの答えを導き出してみてください。
ちなみに僕は、
付き合うかどうかの選別で第一印象って大事だよね?
髪ボサボサで鼻毛出てて、ブツブツ何いってるかわからない人に好感なんて感じないよね??
お客様も一緒で、何いってるかわからない人から何か買いたいとは思わないと思うんだ。
いらっしゃいませは、そういった不信感を振り払うための最初の一歩!信用してもらうために言うんだ!
みんな見た目はしっかりしているんだから、あとは声を出してお客様にも気持ちのいい第一印象を与えて、
この人とだったら付き合いたいかも!?
って思ってもらえるようないい第一印象を与える練習だと思って言おう!!
って感じで説明していました。
良いいらっしゃいませは人にモテるための第一歩だよ!
って感じです。
面倒臭がらずにここまで説明してあげましょう。
そして自分もちゃんと大きな声で実践しましょう。
行動と言葉が一致していれば信用度が増します。
その繋がりがスタッフとの信頼関係に繋がり、
この人の言うことは間違いないと言う裏付けになるのです。
その裏付けは=仕事ができると言う従業員からの評価になり、
この人に褒められた私は、俺は、仕事ができるんだ!!
と言う自信を与えさらに前向きに業務に取り組んでくれるようになるはずです。
みんなが前向きに業務に取り組むと言うことはお店全体の活気に繋がり、
スタッフへの評価は管理職がするものからお客様がするものへと変貌するでしょう。
ここまできたら、下手な評価制度など作らずともコミュニケーションを頻繁にとるお客様からの直接の評価を元にスタッフ達へのフィードバックを、
今度はしっかりとした待遇面の改善を含めた内容のものに手を出して行きやすくなるはずです。
こういったプラスの循環が作れてくると非常に強固なコミュニティーができ上がると思っています。
店も嬉しい、スタッフも嬉しい、お客様も嬉しい。
そんな店作りの参考になると確信しています。
是非、意識して行動してみてください。
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