【イベントレポート】経営者育成研究会に弊社社長が登壇しました。
みなさんこんにちは!ジンザイベースの和須津です!
先日弊社代表が「経営者育成研究会」というSNSコミュニティにて登壇しました。スピーカーの芳永さんとMCの高橋さんからご質問をいただき、そこに弊社中村が回答するという形式ですが、今回は、中村が話している箇所をピックアップして、文字起こししていきたいと思います。
というのも、ジンザイベースを創業するに至った背景や現時点における事業内容、将来の目指すべき方向性などについて、珍しく弊社代表自ら語っていますので、ジンザイベースについて知っていただく良い機会になると思い記事化に至りました。
YouTubeにも動画がアップロードされておりますので、ぜひ合わせてご覧ください↓↓
事業を始めるに至った経緯
中村:前職では、共同経営者として会社を立ち上げて、事業を展開していました。事業内容としては、外国人の就労支援というところで、現在手掛けているものと近しい事業領域でした。ただ、取り組みの方向性が異なり、技能実習制度でのマッチング推進が中心だったんですよね。
ただ、これは問題がずっとあるなっていうのは思っていました。実はこの技能実習制度は、「研修」っていう建前で来日することになるため、「労働者」と言う位置付けではないんですよね。なので、転職ができません。
受け入れ先がいい会社であれば、継続して働いていけばいいんですが、そうじゃないことも一定数あるときに、彼らの選択肢としては来るときにも大金払ってる(送り出し機関への借金)ので、辞めることもできず、帰国するわけにもいけない。こういった場合に取る手段としては、「失踪」っていう手段なんですよね。
結果として、日本国内でも社会問題になっており、その事業をずっとスケールさせていくということにちょっと違和感を感じていました。そんな中で、2019年4月に特定技能制度ができました。これはあくまで「労働者」としての就労になりますので、要は転職ができるんですよね。
なので、「チャンス!」と思ってですね、当時の会社と方向性が異なっていたので、その会社自体は売却をし、自分の方向性で進めていけるように2021年6月にジンザイベースを創業しました。
その起業に至る原動力って何だったんですか?
中村:学生のときから海外に行くことが好きだったんですが、その際、海外では日本の当たり前が、当たり前じゃないことが結構多いなと感じる機会がありました。
例えば、フィリピンに行った時に、アイランドホッピングっていうイベントがあって、いろんな島に行きました。その島の1つで出会ったある少年がいて、会話をする中で「将来の目標は?」とか何かちょっと熱い話をしたときに、「セブ島に行くこと」だと。今の地域が大体月収でも数千円程度しか稼げず、セブ島に行けば2-3万円と今の10倍ぐらいの収益を得ることができる。なので、「家族のために、僕の夢としてはセブ本島に行くことだ」みたいな話でした。
これだけ高い目的意識や向上心を持っているのに、そこの世界しか知らない。一方で、日本などで就労する機会があれば、もう2-3万とかじゃない、その10倍とかの報酬を得ることができますよね。「これって何か機会損失なんじゃないか?」と思った原体験がフィリピンではありました。
こういった、当たり前基準が大きく変わるような体験を何回かしてきたっていうところが、原動力としては一番大きいかもしれないですね。
事業内容を、もう少し詳しくお伺いしてもいいですか?
中村:特定技能という在留資格(通称ビザ)で就労できる外国人の方を、日本の中小企業を中心にご紹介させていただくのと同時に、入社してからの定着するための支援であったり、もしくはその外国人の方々が様々な就労の機会を得られるような教育支援ということを一貫してやらせていただいてます。
現状で、ベトナム・インドネシア・ミャンマー・ネパールというような、東南アジア諸国の方を、約2万人ほどのDB(データベース)化しています。そこの方々に情報を発信しながら、一方で、日本企業で人がいなくて困っているっていう企業と条件が合致するようであれば、マッチング推進を実施するっていうことを主軸として活動しています。
どうやってデータベースになっていったんですか?
中村:ここはですね、もうひたすらSNSを頑張りました。
各国ごとにSNSアカウントを構築し、各国の言語で日本についての情報発信やいろんな求人情報をありとあらゆる形でコンテンツに落とし込んで、発信をしていくとですね、本当に面白いように爆増していってですね、今では大体2万5,000人くらいの規模感になっていますね。
求人をご希望なさる企業は全国的に増えていってますか?
中村:そうですね、これは日本人としてちょっと大丈夫かな、って思う部分はあるんですけど、全国的にかなりオーダーは増えてる傾向ももちろんですが、1回採用して、その後社員として就労した後に追加で外国人が欲しいっていうオーダーはめちゃくちゃ多くなってきている傾向がありますね。
最初は、正直どんなものかと思って外国人を採用してみたけど、めちゃくちゃ優秀でストイックで頑張る。残業とかウェルカムですみたいな、今の日本人とは逆の方が多くて、逆に日本人雇用をちょっと控えてるみたいなことをおっしゃる経営者の方も意外と多かったりします。
この傾向はさらに広がっていくと思いますし、現時点でずっと拡大しつつあります。
日本人は確か去年が、年間出生数80万人を切ったって大騒ぎしている一方で、外国人就労者はめちゃくちゃ増えて約160万人ぐらいになっているんですが、これはあまり大騒ぎはされてなかったですね。
日本単体でなんとかっていう時代じゃなくなってきてますよね。
中村:絶対無理だと思いますね。
いかに早く気づいて、手を打って行くのかっていうところで、会社の成長も変わっていくなと思っています。やっぱり何とかして日本人だけでっていうことにこだわりすぎてしまった結果、例えば飲食などの店舗系ビジネスは新規出店ができないとかもよく聞いたりします。
人が集まらないから事業が継続できなくて会社を閉じる、なんていう事例も、もうそんな珍しくない話になってきていますね。昔は、「働かせてやってる」みたいな思考を持つ経営者の方は一定数いらっしゃったと思うんですけど、そんな考えの企業は、外国人からも選ばれない状況になってしまうと思います。
今考え方を変えて、いかにして双方がwin-winになれるような環境を作っていくかってことを目指していくべきだなと感じています。特にサービス系など、日本人がなかなか定着しづらい領域においては。
今後、展開としてお考えになられてることはありますか?
中村:一応いくつかのフェーズに分けて戦略を練っています。
直近では、今の領域、特にサービス業を中心として、一番人がいなくて困ってる業界へダイレクトに採用の機会を提供していく、ここの領域において、向こう2年弱で業界No1を取りにいくというのが、ゴールとしてはあります。
大体対象となる競合は7,000社ぐらいいますが、その中で、真面目に活動しているのは、恐らく10%未満という統計が出ています。僕らもまじめにやっている部類になんとか入ることができているので、あと上位350社ほど抜けば、業界で1位になれるという、非常にイージーなゲームであったりはします。
多分上位30〜10位ぐらいになって、一気に差が出てくると思うんですけど。
そこを何とか乗り越えていくために知恵を絞ってやっていくってのはまず最初のフェーズとしてあります。
その後のフェーズとしては、今までお話ししてきた領域は、どちらかというとブルーワークの領域に近い分野が中心なんですが、当然IT領域でも、同じく人が足りてない状況が加速していますので、そこの領域へ海外の方々とのマッチングができるようなプラットフォーム構築っていうのを並行してやっていく予定です。
そこの両軸で事業をスケール・拡大スピードを持続させながら、進めていくっていうとこが第3フェーズと想定しています。
同世代、あるいは次世代に向けて、何か一言ありますか?
中村:でも本当に何か伝えることがあるならば、早く挑戦をした方がいいっていうことですね。
僕は今35の年ですが、もっと早く起業しとけばよかったなと思ってます。歳を重ねていくほど失敗を恐れていったり、周りがどう見えるか、なんていうつまらないことを意識して進めなくなったりする。
やっぱり若いうちの方が比較的失敗をしやすい状況はあるので、なるべく早く挑戦をしていくっていうことを推奨していきたいですね。リスクヘッジが利くというか、やり直しがききやすいし、早く失敗した方が絶対いいと思うんで。
仮に失敗しても、再起ができる環境もある程度整ってきてるとは思いますし、比較的昔と比べて会社も作りやすいですし、ITの力を使っていけばそんなに設備投資がなくてもやってくこともできる。
だからこそ、早くやった方がいいんじゃないかなと。もちろんサラリーマンを否定してるわけではないんですが。何か野心あふれるものがあるのであれば、夏休みの宿題みたいに後回しにするんではなく、まずやろうと。
先ほどプラットフォームというお話もあったんですが、プレスリリースされてますよね?
中村:ありがとうございます。
ちょうど昨年に申請し、2023年1月に許可が下りた「経営革新計画の認定」という、東京都からお墨付きをいただきまして、それが先ほどお伝えをした第2フェーズで展開していく予定のIT人材に特化をしたプラットフォーム構築のところになってきます。
これは海外にいらっしゃる方が中心になりますが、様々なIT系のスキルを有する方を登録してもらい、DBを構築をし、日本企業側で人が欲しいとなったときに、マッチングをするというものです。
ただ、いきなり外国人雇用ってのはちょっとハードル高いという会社も結構多いので、一旦業務委託の形で、外注として使っていただきながら、双方合意するのであれば、そのまま入社していくことができる仕組みにしていきたいと思っています。いわゆる、紹介予定派遣みたいな形が実現できるプラットフォームの構築っていうのを考えていますね。
最後にPRをお願いします。
中村:今、メインとしては飲食料品製造業や飲食業、介護、宿泊といった会社で、人が足らなくて悩んでらっしゃるようであれば、ぜひお声掛けいただければと思います。FacebookでもHPの問い合わせページでも、何でも直接ご連絡いただければご対応します。
条件であったり、採用する場所によって変わってくることはありますが、概ね採用条件が明確になってから1〜2週間で人が集まってきて、企業への配属まで最短で1ヶ月弱と、かなり短いスパンで人の確保ができます。
第2の手段ということで、日本人以外の採用方法も視野に入れていくと思っていただけるようであれば、ぜひお声掛けいただければなと思います。
また、ブログやYouTubeなど、自社メディアで、複雑な外国人雇用であったり、在留資格の制度について細かく解説をしているので、ぜひ一助
になればと思ってます。
そういった発信を様々な形でしている中で、外国人の提供で送り出し機関っていう海外の派遣会社を挟むことが一般的な中で、我々はSNSを通じて直接企業へ人材を提供できる、Direct to Customer ということが実現できています。
先般もパーパスっていう書籍に取り上げていただきました。
会社の目的として、もう本当によくある日本の言葉であるんですけど、ダイバーシティ&インクルージョンということをやっていて、これが僕らの会社パーパスなんですよね。
そこ方を構築をしていくためには、僕らのミッションとして「働く人にその機会を提供していくことと」、「スキルアップをしていくこと」でそういったことが連鎖した結果、最終的に弊社のビジョンに繋がっていきます。
デジタルトランスフォーメーションのDXではなくて「ダイバーシティトランスフォーメーション」といった、社会全体のダイバーシティ化に推進していくことができる、ここを目指していきます。
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最後は、若干弊社のPRみたいになってしまいましたが、弊社の社長の人となりがよくわかる内容だと思います。もし、こんな社長の下、スタートアップでゴリゴリ働いていきたいという方がいらっしゃったら、ぜひ以下の採用ページからお問い合わせください!
また、他のメンバーについても、noteでご紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください!