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ライターの仕事は書くことだと思っていた。
私は今、ライターをしています。
ライターの仕事についてあまり知らない人に質問したいのですが、ライターって何をする人だと思いますか?
多分99%の人が、「書く事」だと答えるのではないでしょうか?
むしろ「書くのが仕事だからライターって言うんじゃないの?」と考えるのが普通ですし、もし私が「サッカー選手の仕事は野球だぜ!」なんて言う人に遭遇したら、そっと距離を置くことでしょう。
当然私も「ライターは書く仕事」だと思っていた一人なのですが、実際にライターの仕事をやってみて分かった事は
「ライターの仕事は書くことではない」
と言うことでした。
「サッカー選手の仕事は野球だぜ!」とレベルの変わらないことを言ってしまいましたが、これ、本当にそうなんです。
書くことももちろん仕事の中に含まれるので、正確には「書くことではない」という表現は正しくないのですが、書くこと自体はそこまで重要ではないと考えています。
では、一体何がライターの仕事なのか?それは
「理由を考えて伝えること」
です。
「書く」と「伝える」では、その意味が大きく変わってきます。
文字を書くのがライターだと思われがちですが、「webライター」の仕事ではほとんどの人が文字を「書き」ません。(パソコンで入力する事が多いので)
一方、伝えるということであれば、日々誰かに対して何かを伝えています。
誰が見ても分りやすかったり、出来るだけ有りのままの事実を描写したり、面白おかしくしてみたり、自分が得た情報を、その記事を読んでくれる人のニーズに合わせて「伝えて」いくのです。
もちろんライティングには一定の技術が必要ですし、文章構成、文章力だけでなく、SEOや言葉選びが求められる場面は数多く存在します。
しかし、それ以上に必要なのは
「相手がどのような理由でその情報を知りたいのかを考えて伝える」
ことです。
ビジネス記事、エンタメ記事、商品記事など、世の中には様々な記事が存在していますが、その記事の数だけ求められる伝え方にも違いがあるのです。
例えば、50代男性に読んでもらいたい記事と、20代女性に読んでもらいたい記事では、表現も当然違いますし、同じものをオススメするための文章を作成する場合でも、伝えたい内容も変わります。
なぜ伝えたい内容が変わるのかというと「その人によって知りたい理由が違うから」です。
コスメ商品を例にして考えてみましょう。
50代男性の方の中で、コスメ商品を「自分が使うために欲しい」という方はあまりいないですよね。どちらかと言うと、誰かにプレゼントをするために購入することがほとんどだと思います。
このような読者に向けてコスメ商品をオススメする際に「キレイになれますよ」と書いても、まず売れることはないでしょう。
単純に商品を買いたい理由が「キレイになりたいから」ではないからです。
その理由で記事を書くなら20代女性に向けて書く必要がありますし、同時にそのような層の多くの人が知りたいことは何かを理解する必要があります。
では、50代男性に向けて書く際に「社会人一年目の娘さんに贈って喜ばれるのは、最新コスメのプレゼントです」と伝えればどうでしょうか?
これなら具体的にイメージが出来ますし、そこに更に該当する読者の人が知りたい事を調査して盛り込めば、更にその記事のニーズは上がります。
このように「相手がその記事を読む理由を考える」のは、非常に大切なことなのです。
相手の動機を考えて理解することは、文章力や文章構成力よりも大切です。
そうしないと、読者は読みたいと思わないからです。
どんなに上手で丁寧な文章を書いても、それが読む人にとって大切な文章だと判断されなければ、記事が多くの人に読まれることはありません。
だからこそ私は、記事を書く際に「相手が行動を起こす理由」を考えることにしています。
どんな人にどんな理由でこの情報が重要だと言えるのかを調査し、記事に反映させることで、自分が書いた文章と相手が読みたい文章の「ズレ」を解消していくのです。
私も以前まで、このことはほとんど考えていなかったので、基本的に記事内容は自分本位でした。
ライティングをする際に、相手の行動を起こす理由を考えてから作ることで、よりニーズのある文章を作れると言うことを理解してからは、ある程度のクオリティのものを書けるようになりました。
ライティングの仕事が書くことだと思っている方、またはブログで沢山の人に記事を読んで欲しいのに、あまり読まれていない方は、この点を理解すると成長のスピードが上がるかもしれません。
改めてライターの仕事をして、この本の大切さに気づくことが出来ました。
この本はどちらかというと表現方法について言及をしている本ですが、伝えるということの大切さがよく書かれている本です。
何度も読み返してきたつもりでも、実践を通して新たに気づくことが出来たのは、私にとっても大きな収穫だったと思います。
とはいえ、偉そうなことを言っている私自身も素晴らしい実績があるわけでは全然ないので、まだまだ頑張っていかなければいけないのですが!笑
「ライターの仕事は伝えることです」
その伝え方には、自分の考えに共鳴してもらったり、自分が相手のことを理解しに言ったりと方法は様々ありますが、もしライティングについて「書く」ことだと思っている方は、この意識を少し変えるだけで、大きく成長する可能性が秘められているかもしれませんね。
この記事を読んで下さった方が、これまで以上に素晴らしい記事作成をする上で少しでも参考にしてくだされば、幸いです。
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◆最後にご紹介◆
りょうへい@毎日noteの実験台
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趣味の延長で毎日noteを4ヶ月以上実践しております。2週間ごとに毎日noteの詳細なデータに関する記事をあげており、その記事は嬉しいことに毎回多くの読者の皆様に読まれ、参考にして頂いています。
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最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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