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なくなったものは戻らない:目の病気が教えてくれた人生のルール
大阪帰省の疲れが出たのか、右目にめばちこ(ものもらい)を患ってしまった。昨日から小さなめばちこができていたのだけれど、今日は目が開けられないぐらい腫れが大きくなっていた。
ベーチェット病のせいで左目で文字を読めなくなっているため、生活に悪影響を与えている。まず仕事ができない。文字を読めないのだからできるはずがない。やらなければならない仕事がいくつかあるが、それに手をつけられないのは非常に厄介だ。今は少しマシになってきているため、仕事をしたり、noteを書いたりできている。だが、右目が思うように開かなかったため、1日の大半を睡眠に費やした。こういう時に左目に何も問題がなければいいのにと思いはするものの、そんなものはただのないものねだりに過ぎない。
なくなったものは2度と取り戻せない。それが人生のルールであり、変えたくても変えられないものだ。なくなったものを追いかける行為は、時間の無駄でしかない。そのような愚かな時間も時に必要な場合はあるけれど、今回はその必要を感じないのも事実だ。今目の前にあるもので勝負しなければならない。そこから何かを得たり、失ったりもする。
人生は有限のため、悲しむ時間はなるべく短い方がいい。僕にとっては悲しむ時間を短縮できる方法が、ここに感情を書き記すことだ。自身の感情を言葉に変え、俯瞰的に悩みの全体像を把握する。そこからなぜ悩んでいるのかを一つずつ丁寧に紐解いていく。自分を知り、そこからどんな手を打つのかが最善になるのかを考える。その一連の行為が、落ち込みから浮上するために必要な戦略だ。
状況によっては落ち込んでいいケースもあるが、それはその理由を明確にしてからの話である。自分の状況を把握できない状態で落ち込んでしまうと、そこから這い上がる時間が必要以上にかかってしまう場合が多い。今日1日を無駄に過ごしてしまったという自負はある。だが、視点を変えると、体力の回復に1日を費やせたと考えられる。都合の悪いものを都合のいいように解釈する。それは生きづらさから解放されるための戦略だ。
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