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さよなら泣き声、おやすみ世界

今度は右目が見えなくなった。もうずっと左目はあまり見えていないため、生活に支障をきたすレベルになってしまった。完全に見えないわけではないけれど、目が見えにくいのはどう考えても不便だ。

辛すぎて言葉が出ない。こんなときは心配の声さえも煩わしく思ってしまう。そして、少し症状が良くなったときに、心配の声に感謝する。心配してもらえることはありがたいことだけれど、いまはその心配の声を受け入れるキャパすらない。ほんとにごめんなさい。

身の回りに嫌なことが起きたときは、「なぜじぶんばっかり」といつも思ってしまう。体調には気を使ってきたのに。後悔ばかりが脳を駆け巡る。もうやだよ。早く当たり前の生活を取り戻したい。願いはそれだけ。いまはそれ以上は望まないから、どうか早く治ってほしい。

ベーチェット病になって1年半。難病になった事実を受け入れるのに、1年近くかかった。いや、まだ受け入れられていないのかもしれない。受け入れたからといって、劇的に良くなるわけでもないし、そんなことはどうだっていいか。

良くなったり、悪くなったりをずっと繰り返している。いくら体調に気を使っていても、コントロールできないものだから、なすすべはない。

時限爆弾を常に抱えている状態を、1年以上過ごしている。そして、また爆弾が爆破した。身も心もストレスフルだ。なにもかもがどうでもいいし、生きていることすら煩わしくなる。

難病に耐えうるだけの気力がほしい。そして、あわよくば難病を乗り越えたい。難病は軽率に治ってほしいし、なかったことにすらしてしまいたい。

ああ、もうやだよ。今日はどう考えても前向きになんてなれない。明日目が覚めたときに、目が見えるようになっていればいいのにね。

弱音を吐いてごめんなさい。でも、こんなところでしか吐き出せないから、今日ぐらいは許してよ。

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