【映画】ただ淡々と『落下の解剖学』をみる
※ネタバレ注意
アマプラでをみました。
アマプラ解禁!ってSNSで賑わってました。
個人的には、全体的に静かでちょっと長めに感じ対応作品でした。
11歳の息子がキーマンだと思って、ずっと彼の動向を追ってたんだけど、最後まで「そんな仕掛けが!」って驚きもどんでん返しもなく。
あったのはちょっと悲しいエピソード。
そして裁判には勝っても残ったのは虚しさだけ。
望んだ結果になったのに、満たされない主人公の女性の思い。
『隠し剣 鬼の爪』のラストを思い出しました。
あのラスト一瞬の隠し剣のシーン、何度みても痺れます。
残念ながら現在アマプラ対象外。
あと、『落下の解剖学』をみて浮かんだのがこちら。
人と人とが出逢い人生が少しずつ変化していく。
だけどちょっとしたボタンのかけ違いから生じる歪みで悪い方へ悪い方へと転がっていく。
そういう残念さというか人間臭さというか。
『あんのこと』でも今回の『落下の解剖学』でも、アクシデントや不正行為、不貞行為などが原因となって、結局は人の死に繋がってしまう結末に。
あんのことの時も書いたけど、ペイイットフォワードみたいに、良いことの連鎖が出来ていれば。
『落下の解剖学』、本編は2時間31分あって主に法廷劇。
ヤマ場が中盤の夫婦間の赤裸々な会話ぐらい。
これといって大きなトリック等なく淡々と進行していく。
亡くなった男性は、それでも息子を守る、って選択肢はなかったのか。
み終えたあとモヤモヤが残る。
1度みて満足しました。
邦題のフォントのデザインが素敵です。
うちの子ノエルにちゅ〜るをあげます。