【ガジェット】 10年落ちのSHARPの電子辞書BRAINが手放せない
買ってよかったです。
気に入ったものは何個も買ってしまう癖があって、電子辞書は6台買いました。
どれも2010年代のレトロガジェット。数千円。広辞苑や漢語林などなど名だたる辞書が100コンテンツ以上入ってこの値段ですよ。
10年落ちとはいえ破格でしょう。継続して書籍版を販売できるのか心配になるレベルです。
2大メジャーとしてシャープのブレインとカシオのエクスワードシリーズがあります。
2010年代の機種をどちらも使ってました。
あくまで10年落ちの機種の比較として、個人的にはシャープが圧倒的に良い。
まず画面。さすがのシャープです。
チラつきが少ない。
スマホのスローモーション撮影すると一目瞭然です。
カシオの方はドラレコに映ったLED信号みたいなフリッカー。
ブレインはほとんどチラついてません。
消費電力は抑えるには良いけど、いかんせん目が疲れます。
カシオのエクスワードシリーズは青空文庫のタイトルが1000以上も入っていて、これに釣られて計2台買いました。
ワックワクで吉岡英治著の『宮本武蔵』など読んでたんだけど、どちらの機種も目が疲れる。
SNSでLEDライトを購入する際にスマホのスロー撮影でチェックした方がいいよ!って投稿が以前バズっていて、気になって手持ちの電子辞書を比較したらカシオのチラつきっぷりが判明しました。
学生向きの機種が売れ筋だと思うので、学生の視力保護のためにも現行モデルは改善されていることを望みます。
さてさて、シャープのブレインは他にも作りがしっかりしてる。頑強な作り。
全体的に抜かりない感じがして好きです。
noteで何度も言ってますが、ブレインシリーズの中でもぶっちぎりお気に入りNo.1はこちら。
PW-SH1。最高です。
こちらは高校生モデル。
タマ数が多い。探せば中古で1000円台から見つかります。
これを書いてる8/5現在、2500円で「非常に良い」状態の中古が出てます。1か月保証つきであんしん。
僕のお気に入りも外観はボロボロ、画面はうっすら焼けています。
しかもバッテリー使用。マイクロUSB端子でしたっけ、旧型の台形の差し込み口のタイプ。
高校生活3年間使った後のバッテリー。劣化が気になりますが、これがなんと全然減らない。今でもこれを手元に置いてほぼ毎日使ってますが、1ヶ月に一度も充電せず使えてます。
バッテリー容量は1550mah。
何かのブログでこの当時のブレインシリーズのバッテリーって消費電力にくらべて明らかに容量多めって書いてありました。
バッテリーが劣化していても十分稼働する分は残っているのかも。
何がいいってPW-SH1は検索がとにかく速い。
ふだんnoteを書くときテーブルがあればパカっと開けておきます。
検索したい語句が見つかったら
①「調べる」ボタンを押す
②語句入力
(③複数語句がヒットした際は調べたいものをタップ)
この2〜3ステップで意味を調べられる。
検索時間も2024年現在の肌感覚で耐えうるものです。
細かな点をいえば上の①から②の間にタイムラグがある。1秒くらい?
だから急いで②の入力を始めると、うまく入力できてない時がある。
①と②の間に一呼吸おくことが必要です。
たとえばいま『赤と青のダウン』を読んでいたので、
上の検索ステップ①の後に②で「殿下」と入力。
同じ語句がずらっと並んで右側ウィンドウに説明が表示されます。
殿下は5番目に表示されているのでそれをタップ、もしくは↓ボタンを4回押すと説明が表示されます。
「明治以降、天皇、三后以外の皇族の敬称」だそう。殿下ってお殿様っぽいけど女性にも使われるんですね。
ちなみに「三后」ってなんだ?と思ったら付属のタッチペンでなぞってSジャンプするとさらに検索できます。
三后は太皇太后、皇太后、皇后の総称。
太皇太后?皇太后?タップしましょう。
太皇太后は天皇の祖母。皇太后は天皇の母で皇后だった人、皇后は天皇の配偶者、正妃です。
と、一度の検索でズルズルっと簡単に知識の根を辿っていけるところも電子辞書のいいところ。
そのほか、PW-SH1は文字がきれい。なめらかフォント対応モデル。
ちなみにPW-SH1以前のモデルだと文字が昔のゲーム機みたいにカクカクしています。
なので、この機種に青空文庫17,300冊分のデータを入れているんだけどテキストリーダーとしても秀逸。
画面がきれいなので目が疲れにくい。文字がきれいで読みやすい。
バッテリーもタフだし、全体的な作りもしっかりしてる。
作りがいいしデザインも無駄なくスタイリッシュで持っていてもテンションあがる。
2024年に買うお手軽電子辞書で数千円で買うのならPW-SH1はいいです。
ただ、高校生モデルなので劣化の激しいものにはご注意。
中古を探す際は写真や説明文からの雰囲気をよく読むことをオススメします。
ちなみにブレイン用の青空文庫全データはヤフオクで「ブレイン 青空文庫」で検索するとヒットしますよ。
電子辞書は読書が好きな人、noteを書くのが好きな人は一台持っていて絶対損はしません。
純度の高い情報が広告なしで得ることができる。
良さはこの一言に凝縮できます。
ネットはなんでも調べられるけど無駄な情報が多い。
そういう点でオフラインの知識の泉、電子辞書は正反対の立ち位置ですね。
ちなみにこちらの機種もオススメ。
上で紹介したPW-SH1よりはモッサリした動作。
こちらも強みはなんと言ってもテキストエディタが標準装備されていること。つまり外でも手軽にキーボードで文字入力できます。辞書引き用のキーボードなのでクセは強め。でも慣れると高速入力も可能です。
なめらかフォント付きでテキストリーダーとしても◯。
中古のタマ数が少ないので安価に見つけられたらラッキーです。
こちらも上でご紹介した『赤と青のガウン』
彬子女王殿下の留学記、読み終えました。
日本では一人でお出かけされることも電車や飛行機を使うこともほぼなかったリアルプリンセスの英国留学記。交通機関でのハプニングやプリンセスにあったことがない人のリアクションなど、面白くないはずないですよ。
皇室の方の生活がちょっと垣間見ることができる希少な作品です。
インタビューもとても素敵で、未収録のエピソードのお話もあるのでぜひ。