老いるという現実をどう受け入れるか?
人間は必ず年を取ります。成長の反対ですから、できていたことができなくなっていきます。その時、悔んだり嘆く人がいます。それは老いを受け入れていない証拠だと思います。受け入れることは確かに難しいことかもしれません。しかし、何歳になっても若い時と同じというわけにはいきません。
昨日までできていたことができなくなった。
「昨日はできていたのに、今日突然できなくなった」と言う人がいます。それは徐々に老いている自分に気付いていなかっただけのことです。ちゃんと自覚して受け入れる気持ちを作る必要があると思います。
身体能力は若いもんに負けなくても、私もやっぱり年相応に年老いていることを感じます。たまたま髪の毛もあるし、お腹も出てないし、身体は柔らかいから若く見えるだけです。細胞はそれなりに老化しているはずです。
長生きをしたいと思わない
「長生きをしたいと思わない」と言われる人が多いですが、そんなことを言うのは、年老いた証拠かもしれません。年老いた身体になったからこそ、そんな状態で長生きしたいとは思わないはずでしょうから。若い時には命も時間も永遠に続くかのように、自分の老いや終わりの存在すら考えることはありません。
老いつつある自分をしっかり受け止めることができるのは何歳くらいなのでしょう? 個人差があるでしょうし、身体的な差もあるので一概に何歳とは言い難いでしょう。しかし概ね60歳を超えたあたりから、少しは考えるようになっていませんか?
還暦?
「60歳=還暦」という言葉にかなり引っ張られる気がします。そんな言葉なければいいのにと、私は思います。70歳は古希です。喜寿→傘寿→米寿→卒寿→白寿と言葉が続きます。
昔の人はなぜそんな呼び方を作ったのでしょうね。なんだかその言い換えによって、よけいに年を感じるようになってしまうのは私だけでしょうか?
老いは感じた方が良いけど、年齢は感じたくない。
わがままなこと言ってます(笑)。同じ年数生きた人は、同じ考えであるわけがないし、同じだけ生きることもありません。
でも・・・
本当は年老いたくないです!
いつまでも若々しくありたいです!
若い体のまま、ずっとそのままがいい!
ですよね!?