「脳の老化」を遅らせる超シンプルな7つの方法
サンジェイ・グプタ医師は、アメリカのCNNの医療担当特派員としてもっともよく知られている。でも、普段はアメリカのエモリー大学医学部で教鞭をとりつつ、最寄りのグラディ記念病院で脳の腫瘍を取り除いたり、動脈瘤を切り取ったりする現役の神経外科医。今回は、サンジェイ・グプタ医師が教えてくれた、脳機能を維持するために必要な7つのアクションをみていこう。
1.不活発な状態は病気と同じ
「座りそうになったら毎回、いま本当に座る必要があるのかどうか、自問自答しています」とグプタ医師。「そのほうがジムへ行くより脳によいと思います。だから自分のオフィスにも、椅子は置いていませんよ」。
2.いつでも動ける状態に
体を動かすと脳に送られる血流が増え、体内の炎症が減り、新しい脳細胞の成長が早くなる。1週間に少なくとも150分の運動を。「どこへ行くにもランニングシューズ、水着、レジスタンスバンドを持っていきます」と語るグプタ医師。
3.歩いて、話して、愚痴をこぼす
友達と早歩きをしながら、自分の問題を打ち明けよう。これで運動、社会交流、ストレス解消の一石三鳥。「この3つを一緒にすれば、脳が明らかにデトックスされますからね」とグプタ医師。
4.サプリメントではなく自然食品を当てにする
グプタ医師は、大抵のサプリメントを避けている。自然食品には、オメガ3脂肪酸などの有益な栄養素が体内を巡りやすくしたり受容体を開かせたりして、それぞれの栄養素の効果を高める成分が豊富。
5.食べる前に飲む
「喉の渇きは空腹と勘違いされがちです」とグプタ医師。「体が少し乾いただけでも、活力が低下して脳のリズムが崩れます」。脳の主な構成要素は水分なので、水分が2%でも足りなくなれば、記憶力、処理スピード、分析的思考能力に甚大な被害が及ぶ。
6.友達と会う時間をつくる
「人と時間を過ごすようにしています。そうすると新しい発見があり、それが脳の全領域を活発にしてくれます。その人たちの人生を理解して、私の人生に招き入れることに生きがいも感じます」。
7.生きがいを持ち続ける
生きがいは“生きる理由や目的”を指す言葉。認知症の発症率が低い沖縄では、この言葉が頻繁に使われる。グプタ医師いわく、目的意識はパワーの源。
楽しめる運動を探すことが大事
これらから分かることは、結局「運動が大事」だということは間違いありません。ところが多くの大人たちは運動をしません。なぜでしょう?
学生時代に運動していたとしても、就職するとしなくなります。仕事が忙しくなるし、お酒を覚えると帰ってから運動する時間なんて作れませんよね。できるとしても週末くらいでしょうけど、なかなかしないです。
運動といえば「しんどい」「つらい」というイメージが強いです。学生時代の部活動では基礎体力の向上や、基礎練習がとても多かったので、そのようなイメージが定着したと思います。私は45歳から卓球始めましたが、辛い練習は一度もすることなく、とにかく楽しむことを目的としてきましたし、これからもそうするつもりです。
辛いというイメージに縛られていませんか? それこそ固定観念というものです。
大人のスポーツはとにかく楽しむことです。ジムに行ってローラーの上を走ったり、機械相手に力比べしても、私は楽しいと思いませんので行きません。あなたがもし仕方なく通っているとしたら、考え方を改めた方が良いと思います。楽しみ方はいっぱいありますから、自分に合った楽しめる運動を探すことです。
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