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脳科学者が「高齢者は真っ先にやるといい」と説く"習い事の種類"
誰しも認知症になりたくないはずです。そのために「楽器の演奏を今からしましょう!」と言われたらどうしますか?
以前私も楽器の演奏が認知症予防に良いことを書きました。また同じようなことを書いてもしかたないので、どうやったら始めることができるかを、今日は考えてみたいと思います。
中高年が楽器を始めるきっかけ
中高年になってから楽器を始めてみようと思えるきっかけは、何があると思いますか? まず音楽が好きであることが大前提だと思います。としたら、もうすでにアウトの人がいるはずです。どうしましょう?
音楽に興味のない人に楽器を勧めることなんて、難しいに決まってます。しょうがない、あきらめてください。ごめんなさい。
でも、もし、カラオケくらいなら興味あるとか、昔好きだった歌がある、という人は、この先も読んでください。
始める前に考え過ぎないこと
楽器を習う前に、きっと頭の中で想像することでしょう。「難しいだろうな」「自分には続かないだろうな」「恥ずかしいな」いろいろネガティブな言葉が頭をよぎるはずです。まずこれらの言葉を払拭しましょう! すべて頭の中から消え去るよう心がけてください。
そのための一番いい方法は、華麗に演奏して気持ち良くなった自分を想像してください。ただ、友人にカッコ良いところを見せようとか、自慢しようなどと思わないでください。自分ひとりだけで遊び、気持ち良くなることを考えてください。
さあ、楽器を始めてみよう!
何の楽器を始める?
自由です。なんでもOKです。ここで音楽にどの程度の興味があるかで進路が変わります。ジャズが好きな人なら、サックスもいいでしょう。ロックの好きな人は、エレキギター。好きな人なら楽器は選び放題にあります。
あまり興味のない人は、昔好きだった歌を何らかの楽器で演奏することが始めやすいと思います。オカリナは高齢者にも人気の楽器です。
70歳の誕生日に「ピアノを買ってくれ」と言ってきた父
ちなみに私の父は演歌が大好きでした。下手クソなのに家に大きなカラオケセット置いて毎晩のように歌っていて、私は耳を塞いでいました。
70歳になった時、「誕生日にピアノ買ってくれ」と電話がかかってきました。だから私はグランドピアノをプレゼントしました。というのはウソで、ヤマハのポータブルキーボードを贈りました。
独学で始め、しばらくして習いに行き、右手だけで、演歌のメロディーをそれなりに弾けるようになりました。コードや左手は難しいと言っていました。人差し指一本で、歌のメロディーを弾くだけでも楽しかったようです。
人前で演奏できなくても、最後まで演奏できなくても良い
譜面は読めなくても、知っている歌ですから、鍵盤押した時に音があっているか間違っているか、だいたい分かります。オタマジャクシ見ながら、今押した音よりいくつ上か下か、そうやって覚えていったそうです。当然、人前で演奏できるレベルではありません。それでいいんです。自分が楽しければ、それが最高です。脳がいっぱい喜ぶ栄養になります。
そこには、チャレンジする気持ちがあり、最後までできなくても、途中まででも出来たらとても嬉しい気持ちが沸き上がります。それでいいんです。それこそが、認知症予防になっていますから。
ちょっとでも弾けたら、ドーパミン大放出で気持ち良い~!
中高年で楽器を始めようとしたら、ステージに立つことなんて考える必要ありません。夜な夜な自分で楽しめればそれで十分です。練習して、一曲止まらずに最後まで弾けた時には、それはそれはものすご~い感動と喜びが溢れ出てきます。ドーパミン大放出です(笑)楽しいですよ~!
さて、あなたはどんな楽器を始めますか?
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