栄養を与えすぎると体が弱る
今日の表題は、心にグサッと刺さる言葉です。誰しも心当たりがあり、このままではダメだろうと思いながらも、ズルズル継続しているのではないでしょうか。いや、もしかしたら、気付いていない可能性があります。
人間は食べたものでできています。
これは事実です。栄養を摂り、体の中で分解して必要なものを残し、不要なものを排出しています。
人間界では「グルメ」と称して食べることを楽しみます。同じ食材でも調理の仕方によって味を変え、盛り付けによって見栄えを演出します。とても素晴らしいことです。
グルメ雑誌、グルメ番組・・・食べる楽しさを発信し、最近では「インスタ映え」などもあって、確実にエンタテインメント化しています。
落ち着いてよく考えてみてください。必要以上にグルメに対する興味を仕向けられていませんか? この世は資本主義です。売ってナンボ、儲けてナンボの世界です。ある程度までは良いとしましょう。必要以上に食べさせられていないでしょうか?
一日の摂取カロリーを考えて食べていますか?
栄養素を考えて食べ物を選んでいますか?
「食べることが好き」という人はとても多いです。欲求に任せて食べる生活をしていたら、そのうち大変なことになりますよ。なんて言われなくても多くの人は分かっているはずです。分かっていても、つい、食べてしまうこともあります。目の前のものを食べたからといって、すぐ体が何らかの変化を起こすわけではありません。食べたいのなら、食べようって考えるのが普通です。
いちいち食べるものを考えてたら邪魔くさいですから、だいたい考えながら、だいたい食べて、だいたい抑えて、だいたいで済ませていることでしょう。そう、すべては「だいたい」なんです。
栄養が多すぎると、体が弱る!
現代は、栄養過多になっていると言われています。健康診断で引っかからなければ大丈夫と考える人もいるでしょう。個人差がありますから一概に言えません。しかし、おおむね摂り過ぎ傾向にあることでしょう。もし身体に何らかの不調があるとしたら、栄養を摂り過ぎていることが原因と考えてみましょう。摂り過ぎた栄養を分解するために内臓が働き過ぎている可能性があります。
花が弱ってきた時、栄養を与えると逆効果になって、さらに弱るらしいです。元気ない時に栄養を与えられるのは、「さぁ、頑張れ、もっと頑張れ」と鞭打たれるようなものだそうです。人間も同じだと言われています。疲れた時に、元気になるものを食べるのは逆効果だという説があります。試してみる価値はあると思いますよ。