
タンパク質はとっているつもりでも、実はきちんと消化吸収できていない人が多い
なんとなく聞いたことあるけど、ちゃんと考えたことなかったテーマです。タンパク質を摂っているつもりでも、ちゃんと身体に栄養が行き届かなければ、食べないのと同じです。なぜ消化吸収しないのでしょうか?
「年のせいか、肉が食べられなくなってきた」は危険信号!
「年を取ると肉が食べられない、欲しくなくなる」と言う人がとても多いです。それは自然なことと思っていましたが、実は内臓からくる危険信号だったんです。
“年のせいで肉が食べられなくなってきた”というのも、実は年のせいではなく、タンパク質不足で消化酵素や胆汁酸が減っている可能性があります。
この状態で無理にタンパク質をとっても、体の栄養にならないばかりか、消化器に負担がかかってしまいます。
驚きです! 初めて知りました。こってりしたものが食べられないのと、肉が食べられないのは別物です。ステーキじゃなくても、あっさりした肉料理ですら敬遠する高齢者はとても多いです。また量を食べられなくなるのも内蔵の働きが良くないからとも言えるようです。
タンパク質をきちんと消化吸収するには、消化酵素と胆汁酸が必要なのですが、どちらもタンパク質を原料として作られるので、体内に十分なタンパク質量がないと、消化酵素と胆汁酸も不足してしまいます。
すると、いくら肉を頑張って食べていても、タンパク質をしっかり消化吸収することができなくなってしまうので、さらにタンパク質不足に陥ってしまうのです。
タンパク質不足の悪循環に陥っている状態だということです。気付きませんでした。
お腹の調子がいつも悪い人は、リーキーガット症候群の可能性も
肉があまり食べられなくなってきた人や、食事にかかわらずいつもお腹の調子がよくなかったり、つねにお腹が張っていたり、しょっちゅうおならが出るというような人は、もっと大きな問題が潜んでいる可能性もあるそう。
小腸の上皮粘膜が炎症によって粗い網目のように緩んでしまっている状態です。リーキーガットになると、タンパク質がいくつかのアミノ酸がつながったままの未消化の状態で取り込まれてしまいます。
「このような症状がある人は、“リーキーガット症候群”である可能性もあります。リーキーガットとは直訳すると“漏れている腸”という意味です。
これではいくらタンパク質をとっても体で使うことができないため、不足してしまう状況に陥ります。当然、消化酵素も胆汁酸も不足するので、肉を消化吸収する力もどんどん衰えます。
リッキーガット症候群になる原因は、パンと牛乳?
「特に未消化の食べ物になりやすいものが、小麦に含まれるグルテンと牛乳に含まれるカゼインです。グルテンは小麦タンパク質のひとつでヒトの消化酵素では分解しにくい構造をしています。また、牛乳のタンパク質カゼインも同様です。ですから日常的にパンや乳製品を食べていると、気づかないうちにリーキーガットになっている人は多いと考えられます」
これも驚きです。全地球人に可能性があるんじゃないでしょうか?と思えるくらいの衝撃です。
信じるか信じないかは、あなた次第です。
他には「小麦は食べるな」という記事を目にします。牛乳もダメだと言う人もあります。困ったもんですね。私はパンと牛乳が好きなので、これからも食べるつもりです。すべて自己責任において決めてください。
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