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読書感想文 『斬首の森』
【斬首の森】
今回も期待を裏切らない読後の後味の悪さ。
ある異様な団体の研修合宿から逃げ出した先は斬首の森だった。果たして、より恐ろしいのは「研修」と「森」どちらだっだろう。
森から命がけで抜け出してきた女の証言によって、徐々に斬首の森の恐ろしさが浮き彫りなっていくドキドキというかワクワクというか、どんな森なのかということとどうやってこの女が生きて脱出できたのかということが明らかになっていくのが本作の醍醐味。
最後は冒頭で述べたように、澤村伊智さんの代名詞とも言える(と思ってる)衝撃の結末と読後の後味の悪さは折り紙つき。小説の内容は勿論のこと、やっぱり最後のあの感覚を楽しみたくて澤村伊智さんの作品を読んでいるのだと思う。
是非とも、斬首の森とある団体の正体と、ラストの戦慄を存分に味わってほしい一冊。
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