読書感想文 『[映]アムリタ』
【[映]アムリタ】
・電撃小説大賞メディアワークス文庫賞
一気読みした。一気読み不可避だった。と言うより、一気読みさせられた、と表現した方が正確だろう。
ラブコメみたいな導入なのに、最後は恐怖で締めくくられる。
本作は芸大の最原最早という新入生監督による自主制作映画が作られていく過程を追った物語である。
会話のシーンはボケとツッコミ満載でテンポ良く、まるで物語シリーズの阿良々木暦と八九寺真宵の掛け合いのようで読んでいて楽しい。
一方で、この物語の肝である特に後半のシリアスなシーンには慄く。
野崎まどさんの作品は『なにかのご縁』『なにかのご縁2』を読んでいたからハートフルな作風のイメージだっただけに、これがデビュー作と知ってそのギャップにも驚き。
読み始めたら途中ではやめられない衝撃体験がここにあります。
・2
・タイタン
この2作も読みたいな
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