見出し画像

「自分のことを信じない」というライフハック

みなさんはどれくらい物忘れというものをするのでしょうか。人間なので時たま忘れてしまうということがあるかもしれませんし、その尺度以上で忘れてしまう方もいるかもしれません。
かく言う私も物忘れがかなりある方で、2,3秒前に思い付いたことを1,2のポカンで忘れられるほどです。ポケモンの方が賢い。

幼い頃から自分自身がTODOを忘れてしまうという性質なのですが、大人になった今はそんな自分とも上手く付き合え始めています。その方法が「自分自身を信じない」ということです。
今日は私の今までの人生経験から培った勿忘術をお伝えしようと思います。「そんなことできたら世話ないわ」という方ほどやりましょう。成果は努力をしたものにしか訪れませんからね。

自分自身の現状を認めること

特に難しいことではありません。「私自身がその程度のこともできない人間である」と認めることです。それは蔑みでも自虐でもなく、「私がそのような性質を持つ人間である」と自覚することです。
「私は普通だ、普通の人と同じようにできないとおかしい」と思い始めると精神的な苦痛もありますし、できる人を羨むと嫉妬や自己嫌悪に陥ります。
いいんですよいろんな人間がいるんですから。記憶力が弱いこと、覚えてられないことを認めることです。それが「それを踏まえて私はどうしたら良いだろうか」を考える素地となります。ちなみに私は思いついた瞬間に今までやってた作業は置いといて先にそっちを片付けるかメモをするようにしています。「絶対に私は忘れるから」です。

自分で何とかできるところがあるのであれば、人生長いですから自分で改善していった方がQOLは上がります。変える面倒さより変えられない自分を恐れた方がいいです。

注意しなければならないのは「私はそのような性質があるんだから周りが分かれ」と押し付けることではないということです。もちろん周りに理解を示してくれる人がいるに越したことはないですし、それを許してもらえる環境であるのはありがたいことです。ただそれに甘えて公然と「当たり前だろ」と押し付ける人間であってはいけない。それは傲慢に過ぎません。

思い付いたことはちょっとした事でもメモる

先ほどちょろっと言いましたがアナログでもデジタルでもいいし、メモ帳でもアプリでも何でもいいんですが、思い付いた事ややらなきゃいけないことは気付いた瞬間にメモる事です。「どうせ私のことだから忘れる」からです。

例えば私だと最近でもよくあるのですが一例を出しましょう。
机の整理をしていたらふと別のやるべきことを思い出した。(机の整理終わったらやるかな、ちょっとの間だしメモもいらんでしょ)と思って整理を続けた。ものの10秒後には(あれ、何やらなきゃいけないんだっけ?)となってる自分がいるのですそこに。本当にあった怖い話。
しかもこんなのが1回や2回じゃないですからね。月に何回やってんだって話です。

私のやり方は大きく2つです。

  • 常に持ち運んでいるスケジュール帳にメモる。

  • LINEの「keepメモ」か「リマインくん」にメモる。

期日が決まっている場合や書いて整理したいときはアナログに。即座にメモったりリマインドが欲しいときはデジタルに。物忘れの需要に合わせた対策を使い分けています。物忘れの需要って何。

最大級の自己理解ゆえの「自分のことを信じない」

「自分のことを信じない」と聞くと卑下の塊のように聞こえるかもしれませんが、私は自分のことを今は嫌いじゃないですし、できない自分なのは事実として仕方ないと思っています。ただ「仕方ないから…」と諦めるのではなく、「じゃあどうするか」。この心の姿勢が違うのだと思います。
最大級に自己を理解しているが故の「自分を信じない」という選択は、果たして自分を卑下しているでしょうか。最早「背中を預けた相棒レベル」に信頼していると思います。「おまえは絶対、裏切ってくれると思ったぜ?」という無い漫画の主人公のセリフまで聞こえてくるようです。

ほとんどメモと精神論の話でしたけど、それで人生が好転するかもしれないですからね。騙されたと思って試しに自分を信じないでみてはいかがでしょうか。
それでは。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?