写真集を作って気付いたこと
こんにちは、フォトグラファーのりょんりょんです。
作業するときはよくカフェに行っていたのですが、最近はガストに行ってます。
コンセント2つ全席にあるという破壊力に加え、ポテト+ドリンクバーで500円ちょいというコスパの暴力。
株主優待を使えば26円しか払わなくていいのです。鬼安いです。
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さて、来週と再来週に写真展をするのですが、(最後に告知あり)そこで絶対に置きたいなと思って写真集を作りました。
2冊作った
届いた写真集をパラパラと見てみたんですが、「作ってよかった・・・」としみじみ感動しました。
そこで写真集を作るよさをまとめてみることにしました。
「そんな作品と言えるものなんてないし・・・」という方もいるかもしれませんが、「そんなこと言ってる場合じゃねえぞ!」と言えるくらいの発見がありましたのでぜひ読んでください。
気付いたこと
1.自分の過去写真をしっかり見る
まず今までの写真をセレクトするところから始まります。
私は今回の写真集に入れる写真は「7月〜1月までの半年間で撮った写真」と条件を付けていたのでその全ての写真を遡りました。
当たり前ですけどめちゃくちゃ時間かかりました笑
その過程で「あっ、こんな写真もあったな」「この写真レタッチしてなかったけどよくない?」みたいな写真がチラホラ。
もっと自分が撮ってきた写真をしっかり見直すことも大事だなってなりました。(それでもなお現像が溜まってますが笑)
手軽に写真を撮れるようになった今、大量に撮ることに夢中で、あまり自分の写真をしっかり見てあげれてないのではないでしょうか。
2.考えて組み合わせて制作するおもしろさ
今回私は「しまうまプリント」を使わせていただきました。
ちなみにスマホアプリ版とPC版があるのですが、PC版の方がレイアウトやロゴ削除オプションなどできることが多いので、もし使われるならPC版をおすすめします。
写真集制作過程の画面
この画面を見ると分かると思いますが、見開きで1枚使うページがあれば、1P2枚で見開き4枚のページもあります。もちろん文章のみのページや白紙のページも作れます。
構成の仕方で同じ写真の見え方が丸々変わるのです。
どの写真を使うのか。
どのレイアウトにするのか。
どう組み合わせて構成するのか。
どんな意味をもたせるのか。
自分が撮ってきた写真が構成によって輝き方が変わるのはおもしろいものです。
一つ一つ考えていくとものすごく悩むのですが、その悩みすら楽しい。
私は最後の最後まで構成に迷い、後書きに迷い、一度注文出したあとキャンセルしてまた設定し直し・・・永遠に終わらないんじゃないかってくらい悩みました笑
具体的にいうと、モノクロ96Pに2日、カラー144Pに3日くらいかけました。もうちょいテキパキ選びたいところでしたが、元々優柔不断なこともあって時間がかかってしまいました。(タイトルと後書きが何気に時間かかりました)
しかして悩めることは、ある種の幸せなのかもしれません。
3.普通に紙媒体になることが嬉しい
注文が終わって1週間後、家に写真集が届きました。テンション爆上げです。
今回カラーもモノクロもA4冊子で注文したのですが、迫力のあるサイズ感にまずワクワク心が止まらなくなります。
そして紙の質感。私はマット系の紙が好きなのですが、マット紙に印刷された写真の質感・・・落ち着いた風合いで非常に好みでした。これはデジタルでは得られないものです。
制作画面で見た写真たちと、写真集となって目の前で見るものとは全くの別物です。
何より、冊子として自分の手元に残る。これが一番嬉しいことじゃないでしょうか。
現時点の記録として作るもよし。思い出として作るもよし。
一つのものを作り上げるという喜びを感じられるのはとてもいいですね。
4.自分の写真をデジタル以上にしっかり見られる
これは私自身がじっくり見た際にたまたま気付いたことです。
この写真はSS遅めでカメラを回転させながら撮影したものです。
確かSS1/100、F値8.0とかだった気がします。
F値は絞ってできるだけ広範囲にピントが合うようにはしてたのですが、やはりSSが遅いこともあり、デジタルで見てると「ブレてる感じがするなあ」と思っておりました。
それでも好きな1枚だったので見開きページに使用しました。
届いてこの写真をじっくり見ていると、ある事に気付きました。
「あれ・・・これピント合ってるじゃん!」と。
しかもピントが合っているのが、車の窓の向こう側に写る少年の顔にピンポイントだったのです。
撮影時に真ん中の車にピントが合うように合わせてはいたのですが、データではあんまりはっきり分からなかったんですよね。
めちゃくちゃおもしろいじゃんとなって、さらに好きになりました。
・・・というように、自分が撮った写真をじっくりと見ることで、デジタルで見ているだけでは気付けなかった良さに気付くことができます。
これは逆も然りで、気付けなかった悪さにも気付くことができます。
悪いところが見つかったら改善すればいいのです。
現在の自分の力量を見ることができ、記録として残すこともできる。
2冊3冊と作っていくと成長の過程を見られるかもしれませんね。
まとめ+写真展【RE:PRESENT】
いかがでしたか。
「自分の写真集」というと大層なものに聞こえるかもしれませんが、「現在の自分の(作品の)記録」と考えるとよいのではないでしょうか。
他の写真をしている方に見て感想をいただけると、なお自分に有る力、足りない力が明確になることでしょう。
また、写真を上手くなるためには写真集を見るべきと言います。
それはその写真集を作った写真家の方が、どのような視点で、どのような構図で、どのような意図で、その写真を撮っているのかを読んで知ることができるからです。
自分の写真集だけでなく、他の人の写真集を見ていくこともしていきたいですね。
さて、告知です!
この記事にも出てきた私の写真集も展示される写真展が、来週と再来週の週末にあります。
その名も【RE:PRESENT】
縁あって出会った5人が、それぞれの視点で香川県の魅力ある場所や瞬間を切り取って写真に収め、展示しております。
今回の私の写真は、紙から自分で選び、色味など微調整しながらプリンターで印刷したものです。
魅力的な香川県を、自分のもてる今の技量で表現しております。
たくさんの方に見にきていただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
(写真集は販売も考えておりますので、興味のある方はご連絡ください)
グループ展【RE:PRESENT】
日時:2月27日(土), 28日(日)
3月6日(土), 7日(日)
場所:高松中央商店街 ギャラリー宮脇(高松市丸亀町4−1 2F)
時間:10時〜19時
SNS
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@tonny_walker_bnw