お礼詣で
一昨日と今日で、二箇所、お礼詣でに行ってきました。もっとも、意図して行ったというよりは、道中にあったからお礼詣でした、という方が正確かもしれません。
湯島天神
一箇所目は、前回の投稿でも少し触れました、湯島天神。学問の神様、菅原道真公を祀っています。
件の天神のアニキへのお礼詣でと、
(アニキの話はこちら)
従弟の志望校合格祝いのお礼です。受験の直前に、合格守を送った(送りつけた?)のが本人のポテンシャルに火をつけたのか、無事合格と相成りました。おめでとう。本当におめでとう。
事前に志望校を叔母から聞いていましたが、いい学校だと思っています。たくさん学んで、青春を謳歌してほしい。なかなか会いには行けませんが、楽しみにしてますよ、私は。
さて、そういうわけで湯島は約約四ヶ月ぶりに来たんですが、講談高座発祥の地の碑、というのに初めて気付きました。
建立者は講談界初の人間国宝、六代目一龍斎貞水先生。先日、西方浄土に向かわれました。
貞水先生のご自宅は湯島にあると、以前伯山が言っていましたが、なんとそれは男坂を降りた聖天様のとなり。あまりに近いんでびっくりしました。
左の方に一龍斎貞水と表札がかかっているのがわかりますでしょうか。
ところで、湯島といえば昔は暗くて物騒なところだったそうで、
気になる方は是非聴いてみて下さい。
赤城神社
続いては赤城神社、私が住まう牛込の総鎮守です。神楽坂を登り切った上にあり、隈研吾設計で非常にモダン、また西側が一気に開けて眺めもなかなかいいところです。
ここには、散歩がてらちょくちょく寄るのですが、今回はこの一年無事に過ごせたことに対するお礼でのお参りでした。コロナで色々、公私共にあった中でもこうして今日を迎えられるのもありがたい話です。そんなご報告を。
先だってもお坊さんについてのエッセイを書きましたが、自分が特別信心深いというよりは、感謝であったり、願いであったりという気持ちを言語化する場所としてお寺さんや神社さんがあるんだろうな、という印象がしています。
そして、そんな思いが形になる、絵馬に書かれていることを見るのが実は好きです。赤城神社は昔から「ジャニーズの全国ツアー、あたりますように!」というような絵馬も多いところ、この状況下なので、合格祈願、健康祈願や公演成功祈願などが目立ちました。
その中でお礼詣での、素敵な絵馬がかかってたので。写真は載せられませんが、丁寧な字でこうありました。
今よりももっとキレイで優しい女性になります。今の恋も成就して、幸せな結婚ができました。2021年はそういう年になりました!
2021.1.1
お正月にお相手さんからプロポーズがあったのかな。そりゃ嬉しいよなぁ。
コロナ離婚なんて言葉も飛び交う中で、新しい家庭が生まれるのはとても素敵だなあ、としばらく絵馬の前で立ち尽くしていました。キレイで優しい女性になってほしい、そんな貴女を応援したい、そんなことを感じた次第です。
今日も振り返れば落ち着いて過ごせ、久しぶりにいい日でした。きっと明日はもっといい日になるでしょう。
おやすみなさい。