馬鹿にできない小数点?〜預金利率の違い〜
皆さんどちらの銀行に預金をしていますか?
私は地方出身なので、社会人までの22年間は
何も知らず、メガバンク等でもなく、地元の
第二地銀で預金をしてきました。
社会人になり給与口座が必要となり、
取引関係等からメガバンクの給与口座を
開設しました。
しかし、色々と金融知識を深めていくにあたって
社会人3年目でようやくメインバンクを変更
しました。
その理由は「預金利率」です。
もっと細かく言うと、「小数点の差」です。
そもそも預金利率とは、金融機関が受け入れた
個人の預金に対して支払う利子率のことです。
皆さん、預金をしてその預けたお金は一切触れ
られずそのまま保管されていると思いますか?
答えはNOです。
金融機関(銀行)も営利企業ですから、
お金を預けてもらって放置ではなんの利益も
発生しません。
そこで、銀行が何をしているかと言うと、
国に皆さんの預金を1%とかの金利で貸し出し
てるのです。
その利ざやが利益の1つとなっています。
1%でもちりも積もれば山となるというやつです。
そして、その国に貸す元手は皆さんの預金です。
つまり、皆さんは「銀行」および「国」にお金を
貸しているのです。
預けているというより貸しているのです。
そのため、銀行は貸してくれてありがとうと
皆さんの預金に対して利子を支払うわけです。
さて、ここでその利子ですが、
雀の涙とはこういうことか!
というくらい悲しい金額です。
1円を笑う者は1円に泣くといいますが、
笑う泣く前にやることがあるんです。笑
預金利率が高い銀行選びです。
預金利率が悪く、利子が少ないなら、
少しでも預金利率が高い銀行を選べばいいのです。
ということで、メガバンクから楽天銀行に
メインバンクを変更しました。
どれくらい差があるのか見てみましょう。
これまで使っていたメガバンク
0.001%
楽天銀行
0.02%
マネーブリッジと言われる楽天証券との
連携を行うと、
0.1%
どうでしょう?
小数点の桁が2つ縮まりました。笑
これがどれくらいの差を生むか見てみます。
【条件】
・毎月5万円預金
・積立期間20年
・預金利率 0.001%
・複利計算
この場合、利息なしで考えると、
5万円 × 12ヶ月 × 20年 = 12,000,000円
となります。
この1200万の積み立てに対して、
20年間での利子は、なんと、、、
868円
チーンって感じですね。笑
では、続いて上記の条件を1つだけ変えます。
預金利率 0.1%
5万円 × 12ヶ月 × 20年 = 12,000,000円
は先ほどと一緒ですが、預金利率が変わること
によって、得られる利子は、なんと、、、
96,418 円
びっくりですよね!
預金利率の小数点が2つ前に来るだけで
こんなに差が出るんです。
元手が大きいともっと効果が感じられます。
さらに、この差を実現しているのが、
『複利効果』
です。
複利とは、運用で得た収益を最初の元本に
加算して再び投資することです。
例えば、100万円に対して0.1%利子がつくと、
1,000円です、
次は、この1,000円を加算しますので、
100万と1,000円に対して0.1%利子がつきます。
次は1,001円利子がつきます。
こんな感じで複利だとどんどん膨れ上がって
いくわけですね。
ということで、福利の恩恵を効果的に預かる
ためにも、この預金利率の小数点を馬鹿にせず、
ぜひメインバンクの検討をしてみては
どうでしょうか。
それでは。