年末のご挨拶はいつから?〜間違った挨拶をしているかも〜
今日は簡単につぶやきを。
2021年も残すところ15日です。
12月も折り返しですね。
今週からいよいよ年末感出てきたなと感じます。
というのも、取引先の事務所を出る際に、
「よいお年を〜」
の一言が語尾につき始めたからです。
この「よいお年を」っていつから使い始めるのが
正しいのかふと気になったので調べてみました。
いよいよ年末とされるこの期間は「年の瀬」や
「年の暮れ」とも言われますが、
この期間が正しいとされているのは、
12月中旬ごろから12月「30日」までが一般的に
使われる期間のようです。
中旬ごろからというのは予想していましたが、
「30日」までなのはなぜかご存知ですか?
それは、「よいお年を」という言葉には、
31日の大晦日までの残り期間を無事にお過ごし
ください、そして来年1年間の準備を整えて
くださいという意味が込められているからです。
そのため、31日の大晦日はもう既に残りの期間
がないことと、新年の準備は整っていることから
30日までが「よいお年を」と使う期間とされて
います。
では、31日はどのように声かけするのか。
シンプルに「来年もよろしくお願いします」
でいいみたいです。笑
ただ、この「よいお年を」ですが、続きが
ありますよね。
「よいお年をお過ごしください」
「よいお年をお迎えください」
さて、どちらが正解だと思いますか?
正解は、「お迎えください」とされています。
「よいお年」は一般的には来年1年間のことを
指します。迎え入れるというニュアンスが高い
ため「お迎えください」が適当とされています。
また、もう1つの所以は江戸時代にまで遡ります。
江戸時代では、モノの売買や飲食などは「ツケ」
が主流でした。
その場で支払いはせず、お金が入ったときに、
一括で精算していたのです。
そのため、年末ギリギリまでこの「ツケ」が
たくさん溜まっていると、来年を迎えられない
という考えがありました。
そのため、今年のことは今年中にケリをつけて
来年を迎えられるようにということで、
「お迎えください」が適当とされています。
しかし、「お過ごしください」も間違いでは
ありません。
大晦日までバタバタしますが、最後まで無事に
元気で過ごせますようにという思いが込められて
いますので、その時の相手柄に合わせて使いわけ
たのでいいと思います。
オフィシャルのシーンでは「お迎えください」
がいいかもしれませんね。
では、皆さんラストスパート奔走しましょう。
「よいお年をお迎えください!」
それでは。